道州制の目的は?
新聞等を見ていると、にわかに「道州制」が現実味を帯びているような気もする。国が市町村合併を進めている大きな理由は経費削減というのが狙いだと思うが、そこも本当に市町村合併が必要なのかどうなのか、メリット・デメリットは何なのか、住民にはさほど知らされていないのが現状なんじゃないかと思う。その市町村合併の延長線上で47都道府県をもう少し大きくして効率化を図るべきという考え方は、いささか疑問でよくわからない。市町村合併も道州制も、地域が如何に繁栄していけるかという視点が大事だと思う。日本は中央集権で、何でも国全体を一つとして考えてきたから、今の時代にはマッチしなくなってきた。今の日本には複数の答えがあり、かつ地域によって事情も異なり、だから規制緩和と構造改革特別区という制度も取り入れられていると思う。優秀な人材、資金、企業、情報、また技術を日本だけにとらわれず、世界中から呼び込む事が大切であり、他人の原資を有効に活用してこそ、地域の実情にあった繁栄があるんじゃないかと思う。ボーダレス社会の中で、ローカルでありながらグローバルに挑戦していく、そんな「グローカル」な地域になっていくんだったら、道州制はとても意義があると思う。 |
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2006/05/22 22:19
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