神崎聡(こうざきさとし)夢からはじまる
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生きることの喜び

仕事が大変で苦しい時、誰かに癒してもらいたいなぁ〜と思ったりすると、それは癒しにはならない。そんな考えを“卑しい”と言うのかもしれない。人に喜んでもらいたい、人の笑顔がみたいと思って考え、行動している時に、気がつけばそれが自分の“癒し”になっていたのに気づかせてくれる。ウインカーを出している車に、前の場所をゆずってあげた時、ゆずられた車が「ありがとう」のサインを出す。そんな時に僕は小さな幸せを感じる。

前に、こんな話を聞いた事がある。
不登校の女の子がいた。でも、母親を心配させたくない彼女は、登校時には家を出るが、ゲームセンターに行くタイプでもない。ある日、彼女は農家のおじいさんに出会う。「お姉ちゃん。暇なら手伝ってくれ」このおじいさんは学校のことも何も聞かない。そして彼女はおじいさんと一緒に畑仕事に取り組んだ。そして自分で作ったトマトを初めて食べた。本当においしくできたトマトを食べて、おじいさんが「お姉ちゃん。こんなおいしいトマトは、おじいさん初めてや。やっぱり一生懸命に世話をすると、こんなおいしいトマトが作れるんやなぁ。このトマトやったら人がお金出しても食べてたいと思うやろなぁ。お姉ちゃんはこれで社会で生きて行けるんや。こんなにおいしいトマトを作れるんやから、自信を持ちなさい。君をみんなが必要としてるよ」

彼女は次の日から学校に通えるようになった。彼女は学校に行ける理由をこう言った。「私、学校では自分は要らん人間と思って過ごす日々でした。成績の順位だけで。私は何になれるんやろうって。私なんか必要とされてない、生きていても意味があるのかと・・・でも、私は人が喜んでくれるトマト作れるもの。誰かに必要とされる方法を一つ見つけたの。だから、もっと喜んでもらえるトマトや野菜を作れるために知識が必要かなと思ったの・・・・そう思ったら勉強が必要かなって」と彼女はくったくなく笑った。

生きることの喜びは、自分の存在が誰かに必要とされていること。自分の行動が誰かに喜んでもらえることなんだと思う。


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