神崎聡(こうざきさとし)夢からはじまる
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東京岳陽会会報に寄稿

田川高校岳陽同窓会の東京在住の先輩から頼まれて、東京岳陽会会報に寄稿していた。9月8日に会員各位に発送されたとのFacebookでの連絡で、会報をPDFで頂いた。福岡県議会6月定例会代表質問をした時の原稿をもとに、田川地域が抱える人材育成の課題について書いていた。田川から離れていても、心が繋がっている同窓会の皆さんに感謝するとともに、今後とも、地元では気付かない解決策や人脈・経験を、是非活用させて頂きたいと思う。何やかんや言うたっちゃ、田川には気概を持った人材がおる。田川には夢と希望がある。田川には底力がある。そんな想いを持った人たちがいる限り、田川はきっと良くなっていく。僕はそう思う。

 東京岳陽会会報PDF

郷土への自信と誇りを持てる貴重な時期を田川高校で過ごしてもらうために
地方再生の礎は人です。高い志をもち、郷土に限りない愛着を感じる人材をつくることが大切です。しかし、現実には多くの課題を田川地区は抱えています。福岡県ではいま中高一貫校の設置を進めています。現在、県内では、中高一貫校が3校設置されています。それを来年度には、県内4ブロックの中から、未だ設置されていない福岡・筑豊両地区にそれぞれ一校程度設置する予定です。田川地域では、通学圏内ということで、育徳館中学校への入学者がかなりいます。今年の田川地区からの入学者は26名であり、育徳館中・高等学校の6年間で約130名の田川の子供たちがこの学校に通っております。ご存知の通り、育徳館は、中高一貫校として、見事に高い進学の成果を挙げました。学校の取り組みは無論のことですが、やはり子供たちの頑張りがあったからであり、田川地域から学力を含めて伸びる可能性を持った子供たちがこの学校に入学したことも、進学に大きく貢献しているものだと考えます。これに加え、仮に、筑豊地区の別の場所に中高一貫校が設置されると、ますます田川の子供たちが他の地域へと進学していきます。現時点では嘉穂高校が有力視されております。嘉穂高校は平成23年度からスーパーサイエンスハイスクールにも指定されるなど実績のある高校となっています。これにより予想される問題は、田川地区に進学校を失うことで発生する地元公立中学校の学力低下です。加えて、中・高時代の時期を他地域で過ごすために、子供たちの田川への郷土愛が希薄になる問題も発生してきます。これは田川地域と田川高校の将来に影響を与える大きな問題になると考えています。そこで、対策として、私は現在、県立普通科高等学校を県内13学区に分割した中学区制を導入していることを受けて、13学区ごとに中高一貫校を設置すべきと要望しています。現実をみますと、育徳館中学に通うために、早朝から列車にのって通学する田川の子供たちを見かけます。親御さんも子供たちを駅まで車で早朝に送るなどの苦労をなさっているのではないかと察します。13学区に中高一貫校をつくることでこうした通学の問題はある程度解消されます。なにより、自分が生まれ育った地域で中学から高校まで教育を受けることで、郷土の歴史・文化・風土にも関心をもち、郷土愛を育てることができるという重要な人材育成の側面があります。故郷で川渡り神幸祭や地域行事を経験した子供たちの熱い想いが、地域の将来を担っていきます。地元で子供たちを育てる重要性は極めて高く、最も多感な中学・高校の青春時代を田川で過ごすことは、郷土に対して自信と誇りを持つ貴重な時期になります。田川高校が厳しい現実の中で、進学校としての役割を担っていき、社会に、水平線上に突起をつくり続ける人材を送り出すためには、ここで何らかの対策を打たないと手遅れになる気がしてなりません。「あのとき、この大きな課題に気づき、対策を打ったことが現在の繁栄につながった。」、と後世にいわれるような施策を目指してまいりたいとおもいます。是非、東京岳陽会、岳陽同窓会の皆様のご理解と力強いバックアップをお願いする次第です。

2012/09/11 22:24


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