チャンス!2007年問題
朝夕過ごしやすくなってきたが、まだまだ残暑が厳しい。これまで挨拶に伺った方から、「どうしてる?」という心配の電話がかかってくる。活動の近況をお伝えして、小集会を開くので報告してほしいと言われた。田川地域が抱えている現状と課題、多くの人が問題点を指摘している。その課題解決のため、是非とも役に立てるようにがんばりたい。 来春の統一地方選挙の年(2007年)は、いわゆる2007年問題の始まる年でもある。団塊世代の大量退職は経済に大きな影響を与えるのは間違いない。雇用者が109万減少、GDP16兆円も減少する試算が出されている。労働供給の減少により経済成長率が低下し、業種によっては大量の労働者不足、技能継承の不全が起こる可能性もある。企業にとっては多額の退職一時金、企業年金の負担がマイナス要因となってくる。でも、プラス要因もある。企業における賃金負担の軽減や団塊世代に続く世代の昇進遅滞が解消される。また、金銭的・時間的にゆとりのある消費者が拡大されてくる。 2007年問題をピンチとみるか、チャンスとみるか。今後、医療・介護サービス、ヘルスケアー産業が大きく伸びてくる。実はそれを支える労働者不足の問題が切実になってくるが、FTA交渉において農産物や工業製品以上に労働者の市場開放を東アジアは求めていると言われている。でも、日本はちょっと消極的。本来、国内で育つべき医療・看護・介護サービス産業、予防的なヘルスケアー全般の産業がもしかすると海外に流出していく可能性だってあると思う。 高齢化とそれに伴う産業の振興では、筑豊は先進的モデル地域だと言っても過言ではない。住民のみなさんが健康で長生き、しかも新しい産業振興の突破口が開ける可能性だってある。自然があり、食と農の推進、温泉で心の洗濯もできる。僕は、2007年問題をチャンスとみたい。 |
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2006/09/03 19:46
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