今後の企業誘致を考える時
企業誘致と一口に言っても、なかなか容易な事ではない。香春町にサービスウェア九州を誘致した時、本当に苦労し大変な思いをした。誘致企業と行政との板ばさみにあい、福岡県庁と地元との意思疎通、何度も何度も挫折しかけた。この大変さを知っているのは、一部の方々しかおられないが、日曜祭日昼夜を問わず、電話でやり取りをやっていたので神崎妻はよく知っている一人である。 産業構造の変化とIT化、ビジネスのグローバル化が加速している。地方経済の発展を促し、企業や人が求める産業基盤を整備するためには、今何が求められているのか。通信ネットワーク等の発展によって、この土地でなければという必然性が薄まってきている今、企業側は非常に柔軟な発想で「適地」を考えることができる。また、今後は都市部と町村の広い連携がそれぞれの地域の魅力を結集させる事が大事となると思う。自分の町だけですべてを整備しなくてはという完全主義をじゃなくて、広域的に考えていく事が大事だと痛感する。大規模な生産施設を一つつくるよりも、施設どうしを連携させることにより、より広域の活性化につながる。それぞれの地元で労働力を確保できれば社宅を設けるといった投資も不要になり、働く側にとっても職住近接による時間的・精神的利点を大きいはず。お互いの町が良質な居住環境づくりに知恵を絞り、ネットワークを結んでいくことで、魅力ある21世紀型の先進産業都市を形成していけると確信する。 |
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2006/11/06 19:36
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