神崎聡(こうざきさとし)夢からはじまる
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子供たちへ、そして妻へ

平成19年3月29日、明日が告示日となり父にとってはじめての選挙戦である。人生には、実にいろいろな事が起こる。進学や就職、結婚・育児など、人生の転機となる大きな出来事を何の挫折も、波乱もなく、平穏無事に通過する人はごく稀で、自分の能力と努力だけではどうにもならない事は数多くある。神崎家に生まれたことも父とお母さんから育てられた環境も、これからまた出会える人も、逆に恵まれなかったなど、自分の実力以外の要素に大きく影響されるのが人生である。だから、人間の幸不幸を支配しているのは“運”や“縁”だと思いがちだが、それは違う。

父は、与えられた仕事で、与えられた場所で、よりよい結果を心に思い描いて、常に向上しようと全力を尽くしている。楽観的で希望に満ちている。何か困った問題が起こっても、自分の能力を試す絶好の機会だと積極的に行動している。でも、何事に対しても「どうせうまくいくはずもない」と悪い結果ばかり想像していると、消極的になって、せっかくのチャンスをみすみす逃すことになる。ちょっと失敗すると「もういい」とすぐに放り出す。幸福と不幸を分けるのは、“運”や“縁”ではなく気持ち、情熱だと思う。「うまくいく!」”運”はそう思った人に巡ってくるんじゃないかと思う。

未悠ちゃんは今13才中学生、この一年間、育徳館中学校で勉強に友達関係に部活動に本当に大変だったと思う。思春期の多感な年代、嫌な事や苦しい辛い事もたくさんあった。父もお母さんも一緒に考え、未悠ちゃんも一生懸命頑張ってきたのを知っている。これからもきっといろんな壁に当たると思うが、その壁を乗り越えてほしいと父もお母さんもそう願っている。勉強に友達づくりに部活動に青春を謳歌してほしい。

颯行は4月には5年生になるが、屋久島まで送ってやれずにすまない。今頃は里親さんのお宅で一人ポツンと寂しがっているんじゃないかと思う。お姉ちゃんの影響で「僕も屋久島に山村留学に行く」と言った。父は、とてもうれしかった。一年間でどのくらいたくましくなって帰ってくるのか本当に楽しみである。良い経験にきっとなると思う。出発する時、「さみしいやろ」と父が言ったら「別に・・・」と不安そうに答えた颯行君が目に焼きつく。おばあちゃんも、真木のおじいちゃん・おばあちゃんも結局会えなかった。目に涙を浮かべて無事に元気に帰ってくるようにと話していたよ。

陽行は小学1年生よくがんばりました。この一年、父もお母さんも一緒に寝てやれなくて寂しい思いをさせた。代わりに弟の誉行君をよく寝かせてくれました。ありがとう。もうすぐ2年生。お兄ちゃんは屋久島に行っていないから、また誉行君の面倒をお願いします。ピアノもとても上手になっていた。発表会のビデオを見てビックリした。がんばれ!アッキー!

最後は誉行、幼稚園の年少組で、一年前には本当に大丈夫かなぁと思っていたけど、一年経つとペラペラペラペラと言葉が本当に出てくる事。一番のやんちゃ坊主で、我を通すが我が家の宝でもある。一年間どこにも連れて行ってあげられなかったが、落ち着いたら遊びに連れて行ってあげよう。よく笑い、よく泣き、これからが本当に楽しみでもある。

あと20年もするとそれぞれが、自分の生涯を貫く仕事を持つと思うが、いろいろな挫折や絶望感、苦しみがある。人生には順風満帆などない。父がこれまで経験してきた事、今何を考えて、行動したかをみんなにしっかり伝え、それでみんなが自分なりに考えて行動していければ良いと思う。おじいちゃん(次彦)は66才で突然の事故で亡くなったが、それまでおじいちゃんは、父にいろいろな事を話し聞かせてくれた。だから、おじいちゃんは死んでも父の心の中に今でも存在し、その精神は脈々と生き続けている。おじいちゃんもまた親(父のおじいちゃん、おばあちゃん)の生き方の中から学んできている。

逆境こそチャンスであり、どんな困難な時でもそれを乗り越える精神力をつけることが大切。大事な事は倒れないことではなく、倒れても立ち上がることである。そして、仕事についた時、高い目標と大きな夢を掲げなければいけない。人は“夢”の大きさに応じて成長するから。

そして妻へ、一年半前、衆議院選挙が終わった直後の9月20日、選挙に出ると最終的に自分で決断したが、あの時ここまで大変だとは正直二人とも思っていなかった。家族を犠牲にし、親・兄弟から親戚中を巻き込み、地域の人たちにも多大な迷惑と心配とお騒がせすることになった。そして、思ってもいなかった誹謗中傷、心もとない人もいるね〜と思いびっくりしたね。そして選挙によるストレスと大きく変わった生活スタイル。よく耐えて乗り越えて来たと思う。一番の理解者であり応援者の君に心から感謝している。結果がどうなろうと恐れる事はないと思う。きっと僕らの子供たちは、僕らのうしろ姿を見て育っているから、自分なりに大人になった時に考えてくれると思う。本当にありがとうね。そして、これからもよろしくね。

さぁ、明日は出陣式。田川の将来をかけての戦いに父は挑みます。


その他平成19年活動報告はこちらから>>

コメント

1. 名前:神崎 聡 - 2007/10/05 08:25
コメントありがとうございます。本当にみんなの支えがあったこらこそ、挑戦できるんだと思います。期待に応えるようにがんばります。ありがとうございます。
2. 名前:sana - 2007/10/04 09:52
ブログを読ませていただきながら神崎君の仕事への情熱と家族に対する強い愛情と想いを知りました。心温かく情に深いそんな神崎君の人格に、読ませていただいた私まで心温められ嬉しい気持ちになりました。 私も3人の娘の母親です。我が家の主人がよく私に言うことがあります。 「自分の家庭を守れない(大切に愛せない)男に仕事が出来るはずがない」と・・・ 言い替えれば、「笑って過ごせる安定した家庭が在って初めて男は仕事に集中できるのだ」と言う事だと受け止めています。 日々の生活の中で家族を大切に想い、お互いが相手を思いやる気持ちがあってこそ夫婦にも親子の関係にも信頼や絆が生まれるのだと思っています。素敵なご家族ですね。 そんな素晴らしいご家族に支えられてこそ、このような大変なお仕事に神崎君が前向きに取り込めるんだと言うことを感じています。 奥さんをはじめお子さんたちにもエールを送りたい気持ちになりました。 今後も神崎君の家族・周囲の方々の幸福と健康を祈りながら・・神崎君の望む田川の発展・さまざまなお仕事が旨く進みますよう、同級生の一人として応援しています。
3. 名前:sana - 2007/10/04 09:09
ブログを読ませていただきながら、神崎君の仕事への情熱と家族に対する強い愛情と想いを知りました。心温かく情に深い、そんな神崎君の人格に私まで心温められ嬉しい気持ちになりました。 私も3人の娘の母親です。私の主人が良く言うことがあります。 「自分の家族を守れない(大切に愛せない)男に仕事が出来るはずがない」と・・・ 言いかえれば「笑って過ごせる安定した家庭が在って初めて男は仕事に没頭できるのだ」と言う事だと受け止めています。 日々の生活の中で家族を大切に想い、お互いが思いやる気持ちを持ってこそ・・夫婦にも親子の関係にも信頼が生まれ、そんな家族に支えられてこそ神崎君が仕事に集中し突き進めるのだろうと感じさせられています。 素晴らしい家庭を微笑ましく思います。そしてブログに頻繁に出てくる家族の事・・奥さん・子供たちにも何だかエールを送りたい気持ちです。 今後も、神崎君の家族 周囲の方々の幸福と健康を祈りながら神崎君のお仕事が順調に進みますよう頑張って欲しいと思います。 同級生の一人として応援しています!!!
4. 名前:田中洋介 - 2007/04/09 10:50
先輩、お疲れ様でした。 先輩のガッツと、家族を思う気持ちは、 尊敬できる目標です。 私達はずっと応援団の一員です。

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