涙がこぼれてくる
韓国岳で家族と登山中にはぐれた小学5年の男児が発見されたが、病院で死亡が確認されたという痛々しいニュース。とても気になっていて、本当に残念で最悪のことになってしまった。毎年子供たちを連れて登山をしているから、他人事とは思えず、山登りでは、いつも子供たちは先走り、頂上で待っていたりする。韓国岳は登ったことがないが、すぐ近くの高千穂峰に登山した時、嵐のような強風になり、余儀なく途中で下山しなければならなかった。子どもたちは、かなり先まで登っており、見つけ出すのが大変だったのを思い出した。陽行(あきゆき)がまだ2才で背負子で登っていたから、8年前の登山だった。 小さな命が閉じられるっていうのは、本当に悲しい。”大人になりたい”という夢半ばで旅立った多くの子供たち。日本メンタルヘルス協会代表の衛藤信之先生の話の結びに、 ”私の長男は小児ガンの宣告を受けました。肝臓のガンです。お陰様で、私の子供は完治して今は元気に学校に通っています。でも、その同じ病院で亡くなってゆく子供たちもたくさんいました。自分の愛する子供が大人になる姿を夢みながら、親たちは子供の病気と向き合い生活していました。消灯した静まった病室で、「ずーっと、ママのそばから離れないで」「明日も目を開けて『おはよう』って、言おうね」「ゴメンね、元気に産んでやれなくて」と子供の寝顔に泣きながら話しかけていました。元気になることを祈っていた親たち。今でもその親の泣き声が頭から離れません。 ある男の子は消えいりそうな呼吸の中で、「ぼく大人になれる?ママやパパのようになれる?」「ぼくもパパのように電しゃにのって会社にいきたい。ぼく大人になれるかな?」と親にたずねながら、その小さな命をとじました。” ”大人になることを夢見た彼らは、あなたの、当たり前のように流れている「今日」という日を体験してみたかったのです・・・あなたは大人になりたくて亡くなった子供たちの夢の世界で今日も生きています。 楽しんでください大人である日々を。彼らはイヤな会社であっても、会社に行きたかったのです。大人として、恋をし、家庭を持って、電車にのって・・・夢半ばで大人になれなかった子供たちの分を笑って生きてください。・・それが私の願いです。” |
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2009/11/02 19:09
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