1.25という数字
日本の出生率1.25という衝撃が今日の新聞に載っていた。少子化対策にあの手この手とアイデアを出し政策提言を打ち出してはいるが、歯止めがかからない。福岡県の子育て応援宣言企業になり、シンポジウムのパネリストとして主に企業の立場から話をさせてもらったが、持論としては出産・育児期の女性の労働意欲は極めて高いのに保育所や学童保育の環境が不十分、また職場では制度は整っているが風土がない、そして家庭では核家族でおじいちゃんやおばあちゃんがいない、旦那の育児なし(意気地なし)といった現状は概ね間違いないと思う。実は先進国では女性の就業率が高い国ほど出生率が高いという統計が出ており、出産・育児を機に退職する日本の社会では、出生率の改善が見込まれないような気もする。情報サービス業だったので企業にとって優秀な女性が退職することは人材の損失であり、いかに職場復帰のための労働条件を提示するかが企業にとってのテーマだと思っている。子育て支援が企業の競争力を高めていくと思っている。 妻は4人の子供の育児休暇中にキャリアアップに取り組んできた。子供を持つことのすばらしさを知り、次の世代に伝えていく事への喜びを持つことが大切だと思う。個人も産業界も行政も仕事と育児の両立に待ったなしに今取り組むことが大事だと思う。 |
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2006/06/02 20:37
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