公開で行なわれた添田町全員協議会の様子がニュースに出ていた。今日(3月1日)の全員協議会で出処進退を明らかにするとしていたので、添田町民はもとより多くの人が固唾をのんで、ニュースを見ていたんだと思う。 汚職で起訴の町村会長、「私は被害者」辞職否定(YOMIURI ONLINE 読売新聞) 副知事への賄賂、起訴の全国町村会会長「町には迷惑をかけていない」(産経ニュース) 福岡県町村会汚職 山本町長 辞職否定 会長職も 添田町議会に説明(西日本新聞) 添田町長の山本被告”辞職しない”(RKB LOCALNEWS) 添田町の山本町長が辞職を否定 町村会汚職(KBC九州朝日放送)
ニュースや添田町議会議員の久保田議員のブログで何となく様子も感じ取れるけど、山本町長は「町民が決めること」、町村会長職についても「幹部と話し合って方針を決める」と、事件の責任を取って自ら辞職する考えはないことが明らかになった。 記者会見で町長は、「添田町には何ら迷惑をかけていない」、汚職事件の被害者は誰と思うかとの問いには「私でしょう」と応えているのを聞いて、僕は少なからず違和感を覚えた。山本町長は地元添田町はもとより県・全国の町村にとっての功績は誰しも認めるところ。でも、今回の事件は、これまでの功績とは別問題だとも思う。いくら町村会のためとはいえ、公金(税金)で裏金をプールし、便宜のお礼にそれを使っていいはずがない。100万円の贈収賄だけじゃなく、数千万円の裏金のプールというのも、組織としては異常としか思えない。トップとしての責任が今求められているんだと思う。 今、新聞記事や議員情報によると、添田町内では山本町長の続投の署名活動が行なわれている言う。議会で不信任案が否決され、町長のリコール運動が開始され、署名活動になると町が真っ二つになってしまう。選挙は無記名での投票だから、誰に投票したかどうかわからないけど、署名活動になると記名だから、添田町民の皆さんにとってはもの凄く酷な選択を迫られることになる。本当にそんな酷なことを町民に選択させていいのか? 今回の税金で裏金をつくり官官接待した汚職事件の被害者は、間違いなく国民・県民の納税者であり、悪いイメージをもたれた田川・添田町の住民なんじゃないでしょうか。また、署名活動で”続投”か”リコール”かの選択を迫られる何の落ち度もない添田町民の皆さんじゃないんじゃないでしょうか。被害者は、何も言えない弱い立場の住民なんです。 |