龍馬伝〜第1部完結
”丸くとも 一かどあれや 人心 あまりまろきは 転びやすきぞ”
人との結びつきを非常に大事にし、丸く円満な性格であってもどこか毅然とし自分の意見をしっかり持って生きている。あまり性格が丸すぎると自分の意見も持てず他人に流されて生きるしかなくなる。龍馬が読んだ句の中で「世の人は 我を何と云えばいえ・・・」に次いで僕はこれがとても気に入っている。 今日の龍馬伝「さらば土佐よ」、龍馬脱藩への道は、藩や家のことよりも国家の行末を案じた、龍馬にとって自然で純粋で正直な気持ちからの生まれた道だったんだと思った。坂本権平の「わしらには、わしらの戦い方があるがぜよ!」と言った坂本家の龍馬への想いと覚悟が、それに乙女姉あんの存在の大きさが印象的だった。時として時代の寵児は、猪突猛進に突っ走ってしまいがちになる。 龍馬は一見猪突猛進型のようだけど、とても思慮深く、冷静沈着な洞察力も兼ね備えていたんじゃないかと思う。常に謙虚に慎みを忘れず、優れたバランス感覚の持ち主やったんやなぁと思う。 脱藩への道か!家族が、やっと見つけた龍馬の生きる道を応援しようとしている姿は、何となく自分を顧みると、脱藩じゃないけど麻生を辞めて政治への道を志した時と重なってしまう。家族や郷土との別れとは全然比較にならないけど、道なき道を進んでいくリスクはやった人じゃないとわからない。これまでの社会は誰かが切り開いた道を後から歩いていけば良かったんだと思う。でも維新の時代には、政治も経済も先が見えないから、新しい可能性を求めてリスクを承知で取り組む勇気も必要なんだと思う。でも、こういった変革の時代に生まれてきたことに感謝したいなぁと思う。出来る事は何でもチャレンジしていきたい。
2010/03/28 22:47 |
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