熱を下げるには2通りのやり方がある。
人が失敗したり挫折したり落ち込んだりした時に、「何しよんかい!もっと頑張れ!」と悲しみから立ち直らせるやり方と、「辛かろうね〜わかるよ、そんなに無理せんでもいいから」と相手の心の重荷を下ろさせて立ち直らせるやり方がある。どっちが良いやり方なのかよくわからないけど、発熱した時に氷枕や冷えピタなんかで熱を下げるやり方と、温かくして汗を充分にかかせて熱をさげさせるやり方に何となく似ているように思った。時には、「何しようんか!そんなんじゃつまらん!」と叱咤激励も必要やと思うけど、人にはわからない挫折や失敗をした人には、悲しみを分かち合い、一緒に涙を流してくれる方が何倍も勇気づけられる思いがするんじゃないかと思った。 人生の転機となる大きな出来事を何の挫折も、波乱もなく、平穏無事に通過する人はごく稀で、自分の能力と努力だけじゃ、どうこうもならんことが人生にはたくさんある。顔で笑って心で泣いて・・・この気持ちをわかってもらえるのは、やっぱり家族しかおらんとよね。よく考えると、神崎妻はいつも悲しみを分かち合ってくれ、一緒に悔しがり涙を流してくれる。選挙に負けるというのは、こんなにも挫折感を味わい、大変で辛いものだとは思ってもみなかった。自分の痛みはよくわかるけど、なかなか人の痛みはわからない。人の痛みが少しでもわかるような人間になりたい、そう心がけたいと思っている。 |
その他平成22年活動報告はこちらから>>
2010/06/10 20:56
Copyright © Since 2005 Kouzakisatoshi.com. All Rights Reserved.
|