県民幸福度はゴールに入ることより、そのプロセスが大切。
小川洋福岡県知事が言われる「元気な福岡県づくり、県民の幸福度日本一を目指す。」を議場で直に聞きながら、GNH(国民総幸福量)で有名なブータン王国の事を思い出した。ブータン王国は総面積は九州とほぼ同じで、総人口70万人足らずで、ヒマラヤの豊富な水と森林面積が7割という農業国。自然と人間の共存を目指し、自然環境保護に努めている。そしてブータンの「国民総幸福量」の概念はこう説かれている。目的と手段を混同してはいけない。経済成長自体が国家の目標であってはならない。目標はただひとつ、国民の幸せに尽きる。経済成長は幸せを求めるために必要な数多い手段のうちのひとつでしかない。そして、富の増加が幸福に直接つながると考えるのは間違いである。つまり、全てにおいてまずは人間中心の政策をブータン王国はとっている。 この”目標と手段を混合してはいけない。”というところが大事。幸福度となる指標を政策目標に掲げると、それが目的となり、目的がゴールになったりする。よく政治家になることが目的になっている人は、それが達成されると何をしていいかわからない。また、目的のために手段を選ばないという生き方をする。僕は、ゴールに入るのが目的じゃなくて、そこに至るプロセス、どう生きるかが大事だと考えている。プロセスを大事にするということは、ゴールがさらに遠くなることでもある。 ブログのタイトルを”夢からはじまる”としているのも、「夢見る力」をつけていきたいという想いから。僕は、夢とはゴールに入ることではなく、ゴールにたどり着くまでに尽くす努力の過程が大切だと思っている。そのプロセスを一生懸命に生きていくと、いつの間にか最初に思ったよりもっと高いゴールに到達できるかもしれない。夢は大きく持つのは自由だし、それがロマンでもある。見果てぬ夢であっても、一歩でも近づこうとたゆまぬ努力をする姿勢こそ、幸福度の尺度かもしれない。僕はそんな人が好きだし、そんな生き方をしたいと思っている。 |
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2011/07/24 21:59
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