父親の役割
8月21日、妻も子供たちも出校日だった。僕はというといつも通りの朝からの挨拶廻り。とお昼前にお調子ものの3番目の子供の担任の先生から電話が入り、ブランコから落ちて腕を打ったとの事。帰宅すると痛さなのか、ホッとしたのか泣き出した。直ぐに病院に連れて行きレントゲンを取り診断してもらう。骨折はしていないようだが、ギブスをしてもらう。子供っていうのは怪我や病気をしながら大きくなるものだが、4人いると楽しみも4倍だけど心配も4倍になる。
でも自分の子供の頃はどうだったか。親にはたぶんに心配をかけたに違いないが、今の親御さんのように目をかけてもらえなかったと思う。また、そんな時間もなかったんじゃないかなぁ。僕の子供の時を思い出すと、山へ川へと力いっぱい遊んでいた。自然の中の遊びは多少の危険が伴うもの。ハチに刺されたり、木から落ちたり、いつも傷だらけであったが、それでも親からは外で遊ぶなといわれたことはなかった。自然とはそういう所だと親もわかっていたから。自分や友達が危険を経験することで、危険を回避する知恵を自然と学んでいったのかもしれない。そして、その危険を自分の知恵でどう回避するかとあれこれ工夫することを含めて、子供は存分に自然を楽しむことができる。 例えば母親が教育のイニシアチブを握り、少しでも怪我をする可能性があることをやらせないようにしてしまっている家庭も多いんじゃないのかなぁ。そして柵に囲まれた安全な場所や、海や山の危険のない波打ち際や整備されたハイキングコースでしか子供を遊ばせない。でもそれじゃ返って子供にはマイナスなんじゃないのか。だからこそ、父親の存在は大きい。本来遊びを子供と共有し、子供の成長を見守り促すのが親、とりわけ父親の役割であり、大きな楽しみでもあると思う。
そういえば、夏休み子供たちを思いっきり遊びに連れて行っていない。一日ぐらいお許しを頂いて父親の役割をさせてもらおう。もし家族連れで見かけましたら、「神崎さん、遊びですか?余裕ですね〜」な〜んて言わないで下さい。まだ一度も連れて行っていないものですから。
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2006/08/21 21:12
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