成功して気づき、失敗して覚える。
5月18日に田川高校で講演するようになっていて、一応パワーポイントが出来上がり、学校に資料は渡した。テーマは、”水平線上に突起をつくれ!”〜私の嶽南魂〜”とした。あまり、政治色を出さないように、これまで会社時代に取り組んできた内容にしたけど、それにしても失敗と挫折の連続だなぁと我ながら感心させられる。でも、ちょっと大げさだけど人生を振り返ると機会ができてよかった。 そりゃぁ、失敗するよりは成功した方がいい。負けるより勝った方がいいに決まっている。「やればできる」と自分で暗示をかけても、現実にはできないことばかりで、悔しく、なかなか自分自身の中に受け入れることができないこともあった。でも、失敗したり、負けた時の方が実は得るものが大きかったなぁと今そう思う。成功して気づき、失敗して覚えることがある。 相田みつをの”柔道の基本は受け身”があり、まさにその通りだと思った。 柔道の基本は受身受身とはころぶ練習。負ける練習。人の前で恥をさらす練習。つまり、人の前で失敗したり恥をさらす練習です。自分のカッコの悪さを多くの人の前で、ぶざまにさらけ出す練習。それが受身です。柔道の基本ではカッコよく勝つことを教えない。素直にころぶことを教える。いさぎよく負けることを教える。長い人生にはカッコよく勝つことよりもぶざまに負けたり、だらしなく恥をさらすことのほうがはるかに多いからです。だから柔道では初めに負け方を教えるそうです。しかも本腰を入れて負けることを教える。その代わり、ころんでもすぐ起き上がる。負けてもすぐ立ち直る。それが受身の極意。極意が身につけば達人ですね。若者よ。失敗を気にしないで。負けときにはさらりと負けたらいいのです。口惜しいときには「こんちくしょう!」と正直に叫んだらいい。弁解なんか一切しないで。泣きたいときには思いきり泣けばいい。やせ我慢などすることはない。その代わり、スカーッと泣いてケロリと止めよう。早くから勝つことを覚えないで。負けることをうんと学んで。恥をさらすことにうまくなろう。そして下積みや下働きの苦しさをたっぷり体験することです。体験したものは身につきます。身についたもの、それはほんものです。若者よ、頭と体のやわらかい内に、受身をうんと習っておくのです。受身さえ身につけておけば、何回失敗してもすぐ立ち直ることが出来るから・・・そして負け方や受身のほんとうに身についた人間が、世の中の悲しみや苦しみに耐えてひと(他人)の胸に痛みを心から理解できる。 |
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2013/04/30 08:46
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