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6月定例会閉会と九州国際重粒子線がん治療センター(ハイマット)視察

6月定例会が25日、最終本会議を開き、県職員約5万人の給与を7月から来年3月まで平均5.6%カットする条例案など22議案を可決し、また人事案3件を同意して閉会した。また、宇宙誕生の謎に迫る国際リニアコライダー(ILC)について、福岡と佐賀にまたがる脊振山地への誘致に関する決議案も可決した。

また、閉会日前日の24日には、九州国際重粒子線がん治療センター視察(議長が指名する議員)に行ってきた。九州国際重粒子線がん治療センターに対して、福岡県は平成24年度の5億9千万の補助金を交付していることを踏まえての視察で、施設の概要及び開院後の運営状況などを把握するためのもの。

理事長やセンター長からの挨拶と説明があり、がんの治療法には、手術でがんを取り除く外科療法や抗がん剤などを使用する化学療法、そして放射線療法などがあるということで、重粒子線治療は放射線療法の一つということ。重粒子線治療とは、炭素イオンを、加速器で光の速さの約70%まで加速し、がんにピンポイントで狙いを絞って照射する最先端のがんの治療法であるということだった。重粒子線は、がんを細胞を死滅させる力が、エックス線やガンマ線、陽子線の2・3倍高く、1回の照射で得られる効果が大きいため、照射回数を半分程度まで少なくすることができる。最多で16回の照射まで可能。体に負担の少ない治療法であるため、通院による治療が可能で、高齢などで体力に不安のある人にも治療の可能性が広がると説明された。

8月から実際の治療に入るそうで、6月現在の予約状況は83件。福岡県内の患者は53件だということだった。ただ、採算ベースは、800名以上の受け入れが必要で、4年ぐらいはかかるということ。損益分岐点は600名の外来患者の受け入れということ。現在、保険適用外ということでかなりハードルが高いなぁと思ったが、期待は非常に大きいということはよく理解できた。


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