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平成25年度福岡県文化議員連盟管外視察〜京都・滋賀県

8月27日〜29日、平成25年度福岡県文化議員連盟で京都・滋賀県へ管外視察。27日午前中、主要地方道田川直方線(田川直方バイパス)延伸に関する要望活動のため、京都では途中からの参加だった。田川直方バイパス延伸に関しては、県土整備部より、今年度、予備設計に入るという、バイパス延伸に向けた大きな一歩を踏み出す回答があった。今後、田川地域一体となって、これから環境を整備し、産業道路・観光道路・生活道路として、地域活性化を図らなければならない。

27日、議連役員の皆さんは、国立国会図書館関西館で視察をされ、間に合わなかったので知人が勤務している京都市役所を訪問していた。合流したのは、京都国際マンガミュージアムで、ここは旧小学校の跡地を改築し、運営されていた。日本のマンガは国際的に高く評価されていて、各国で数多くのファンを獲得している。この新しい文化を大きく育み、明日に受け継いでいくために、このミュージアムが誕生したとのこと。博物館と図書館を兼ね備えた漫画の総合文化施設では日本初。所蔵する資料は30万点もあり、日本の貴重な歴史資料から現代の人気作品、世界各国の名作まで多彩だった。

28日は、彦根城・博物館を訪問し、”彦根城を世界遺産に”平成4年から取り組まれている説明を受けた。「彦根城」世界遺産登録推進の経緯と現状について、世界遺産登録の課題について、滋賀県との連携について、市民を巻き込むための仕掛けについて等々、福岡県でも同様に取り組むための調査事項をお聞きする。

午後からは国の重要伝統的建造物群保存地区である近江八幡市にある、ボーダレス・アートミュージアムNO-MAを訪問。障害のある人の表現活動の紹介に核を置くことだけに留まらず、一般のアーティストの作品と共に並列して見せることで、「人の持つ普遍的な表現の力」を感じさせてくれる。「障害者と健常者」をはじめ、様々なボーダー(境界)を超えていくという実践を試みていた。

29日は、滋賀県立図書館で館長から説明を受けた。滋賀県は県民1人当たり年間貸出冊数は8.4冊で、平成15年から全国1位となっている。滋賀の図書館には、県立図書館を中心として全ての図書館が連携し支援しあう協力体制が確立されており、これは他府県に先駆けた画期的な仕組みで、市町村図書館が積極的に活用されるように県立図書館の役割と方針、とても参考になるものだった。


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