忖度政治!?
今年の流行語になるかもしれない”忖度(そんたく)”という言葉。忖度とは、「他人の心中をおしはかること 推察」という意味だそうで、政治の話のみならず、古今東西、いつの時代でも、どこの社会でも、そのな事は当たり前のように存在すると思う。ただ、 忖度は人によって異なるし、組織の中にいると、上司やお客さん、利害関係者への期待に添う忖度が多いのも事実。そもそも忖度は人間の本性なのではないかとも思う。「KY=空気を読めない」ひと昔前に流行した言葉で、これは何となく周りから疎まれる、嫌われる言葉で、逆に「(言われなくても)相手の意向を察知して、行動する」忖度は、日本の組織や社会では重宝される。問題の本質は、役人であれば法令の範囲内でやっているかどうかということが大事で、政治家であれば有権者の想いに沿って、役人であれば政治家の意向に沿って、法令の範囲内で行動するのは当たり前のことだと思う。つまり、忖度のない社会などありえず、やってはいけない忖度はやってはいけないということ。 よく考えると、「忖度」という言葉は、英語では何と訳すのか?日本の美徳でもあり、悪徳でもあり、なかなか難しい。ただ、この問題に全てが集中してしまっているここ数か月、他にも重要案件や問題は山積している。有権者から選ばれた政治家の役割と務めは何なのか、物事の本質を見失ってしまっては、やがて有権者から見放されてくると思う。 自宅の掛け軸 ”至誠而不動者未之有也”〜至誠にして動かざるものは未だこれあらざるなり〜と読む。「誠(真の心)を以て行動すれば、人の心を動かさない事はない」孟子の言葉であり、吉田松陰が江戸へ行く前に書いて小田村伊之助にあたえたものである。
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2017/05/25 10:05
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