福岡県立田川高等学校創立百周年記念式典・祝賀会
福岡県立田川高等学校創立百周年記念式典・祝賀会が10月21日(土)、母校・田川高等学校創立80周年記念講堂で厳粛の中、挙行されました。生徒たちの清々しい挨拶と機敏な行動で、立派な式典となり、来賓としてもまた卒業生の一人としても、大変誇らしく、喜びを実感しています。キャッチフレーズ「〜届け未来へ!嶽南100年の軌跡〜」として、これまで記念事業(野球・サッカー・バレー等)や百周年記念碑除幕式(10月10日)、そして記念誌発行も、実行委員会を中心として具体的な取り組みをしてきました。校訓「水平線上に突起をつくれ」を志しをこれからも貫きたいと思います。
福岡県立田川高等学校創立百周年、心からお祝い致します。おめでとうございます。
旧制中学校が無い時代の田川地区では、進学を希望する者は、近隣の豊津中学校や嘉穂中学校に進学しなければならない状況にありました。その後、田川の地に中学校の設立を望む声が高まり、大正六年「田川郡立田川中学校」として、本校は創立されました。本校初代淺川雄太郎校長は「苟も威を以て人をおそ怖れしめず、温情を以て導く」という建学の精神を、また、第三代田中常憲校長は、「水平線に、やをら突起をつくりつつ、富士より高くなれよとぞおもふ」という言葉を残されました。この名言は、校訓「水平線上に突起をつくれ」の基となり、本校百年の歴史の中に営々と息づく「岳南魂」の精神として受け継がれています。これら草創期の方々の本校に寄せる思いは、百年の歳月を超えて今なお色あせることなく受け継がれ、本校の行く末を照らす指針として存在しています。以来、一世紀にわたって地域の期待に応え、約二万九千名を越える卒業生の多くは全国そして世界各所で活躍され、特に地元各界における貢献は広く認知されているところです。これもひとえに、歴代校長先生、諸先生方の熱心な御指導と、同窓生の皆様のたゆ弛まぬ努力、そしてPTA、地域の方々の御理解と御支援の賜であり、改めて敬意を表し、感謝申し上げます。
文武両道を実践しておられる本校では、創立当初から授業を重んじる教育を展開しており、現在においては福岡県立学校「新たな学びプロジェクト」の研究開発校として、新たな時代にふさわしい学びである「主体的・対話的で深い学び」の実現に向け、積極的に取り組みを進めています。また、部活動も盛んで、私たちが高校3年生時(昭和55年)には野球部の第六十二回全国高等学校野球選手権大会の出場など、輝かしい成績を残されています。現在も多くの運動部・文化部が全国大会をはじめ上位大会へと駒を進め、文武両面にわたって素晴らしい成績を収めています。
生徒のみなさんには、百周年記念を機に、田川高生としての誇りを持ち、大志を抱き、先輩方が刻苦精進の末、築き上げてこられたこの良き伝統をさらに充実・発展させ、後輩につな繋いでほしいと思います。そして福岡県に、さらに我が国に、そして世界に貢献する人材として成長していただきたいと切に願うものであります。
福岡県立田川高等学校がこの百年を契機に、ますます発展されますこと、そして岳陽同窓会と同窓生の御健勝、御活躍をお祈り申し上げます。
|
その他平成29年活動報告はこちらから>>
2017/10/24 11:17
Copyright © Since 2005 Kouzakisatoshi.com. All Rights Reserved.
|