感性・感覚・勘所!
何も対価を払わず情報を欲しがったりしても、所詮、その程度の情報しか得られないんじゃないかと思った。やたら、協議会や有識者会議なんかを立ち上げて、そんなあらたまった会議の中だけで、どのくらい本音の話、目から鱗的な情報が出てくるのか?!甚だ疑問に思う。本当に貴重な情報っていうのは、ワイワイガヤガヤやったり、酒を飲み交わしながら、ポロッと出てくる何気ない言葉や、当たり前のことにハッと気づかされる瞬間に出てきたりするもので、これが生きた情報じゃないかと、僕はこれまでの経験からそう思う。
誰しも、その仕事上の役割や職責に一生懸命に取り組んでいるが、これは当然の事で、役割や職責、本業以外でどれだけプラスアルファをやっているかが大事。プラスアルファっていうのは、人間的魅力とか、愉快に面白くなれるとか、何かやってくれそうな気がするとか、そんな風に人から思われる要素を持ち、プラスアルファによって、その人の感性や感覚、勘所が養われる。「臨機応変、忖度できる、察しがいい、機転が利く」こんな人間的幅が出来てくるのが、プラスアルファじゃないかなぁー。
真面目に、遊びんだこともなく、酒も飲まない、となるとこれはなかなかプラスアルファが身に付かないような気がしている。 今、12月定例会に向けて、ふとそんなことを考えながら質問と向き合っている。来春には、県知事選挙・県議会議員選挙が行なわれ、4年間の評価が問われる。”県民幸福度日本一”って本当にできるのか、そもそも”県民幸福度日本一”になったその先に何があるのか。一番を目指すことは立派だけど、何が何でも一番を目指さないと幸せになれないのか? 例えが適当でないが、人間の受精っていうのは、何億分の一の確立で自分が生まれるが、3億の精子が卵子をめがけて飛び込んでいく。一番元気の良い、到着の早い精子が受精するかと思いきや、実は、それはことごとく弾き飛ばされ、たまたま後から遅れてやってきて少し薄くなった箇所からスルっと卵子に入ったのが今の自分。だから自分は、元気で一番に到達し競争に勝ったんじゃなくて、たまたま遅れて生まれてきただけの話。でも、そんな自分を幸せもんだと思う。
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2018/10/24 05:26
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