神崎聡(こうざきさとし)夢からはじまる
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平成31年2月定例会〜一般質問(上野焼の振興について)

平成31年2月定例会の一般質問(上野焼の振興について)に立ちました。2期目の最後の質問となります。昨年、上野焼の窯元で、文化財保護の観点でヒアリングを受け、県教育委員会と打ち合わせをしながら、地域振興、観光の面から質しました。

≪質問≫PDFはこちらから(全文)
昨年11月に、世界に誇る日本の伝統的工芸品が集結した、「KOUGEI―EXPO」伝統的工芸品月間国民会議全国大会が、30年ぶりに本県で開催されました。県内にある7つの国指定伝統工芸品をはじめ、全国の多彩な工芸品が多数展示され、関連イベント等でも盛り上がりをみせ、関心の高さがうかがわれました。その伝統工芸品の一つとして、上野焼があります。 上野焼は、今からおよそ400年前の安土桃山時代に、豊前国小倉藩内で焼かれ始めた陶器です。当時は、茶の湯が流行しており、各地の大名は陶工を招き入れ、競って優れた陶器を焼かせました。豊前小倉藩の初代藩主細川忠興は千利休のもとで茶の奥義を極めたとされる当時を代表する茶人です。忠興が朝鮮半島から渡ってきた陶工の算階を招き、福智山麓にて開かれたのが上野焼の始まりと考えられています。
誇りと伝統を礎に、日本独自の茶道の精神を表現する茶陶・上野焼。約400年の歴史に裏打ちされた品の良さ、格調高さを感じさせる器が次々と生み出されています。 上野焼には、“質素で静かなもの”を意味する茶道の精神「侘び寂び」が色濃く反映されています。目立ちすぎず、それでいてどこか存在感はある。それが上野焼の一番の魅力です。茶陶をルーツに持つため、一般的に薄作りで、軽いことが特徴にあげられますが、現代注目されているのが、たくさんの種類の釉薬を用いることで生まれる多彩さです。それはまさに、伝統を大切にしながら、さまざまな器作りに励んできた先人たちの努力と工夫。現状に妥協せず、時代と向き合い、進化を続けてきているのが、現在の上野焼の強みです。
上野焼発祥の地は、福智町にある釜ノロ窯と考えられています。この窯は、昭和30年に社団法人日本陶磁協会の三上次男博士を団長として、日本における初期の窯業生産の実態を明らかにすることを目的に発掘調査が実施されました。10日間の発掘調査でありましたが、全長40メートルを超える登り窯の本体が明らかにされ、多数の陶片が出土しました。その成果は雑誌上にて公表されております。この調査から60年以上が経過し、発掘調査の方法や技術が進んだ今、上野焼の価値を明らかにするために改めて調査することが必要だと考えます。
そのためには解決すべき様々な課題があることは承知していますが、今後必要な条件を整理して調査が実現できるよう地元自治体に働きかけるべきだと考えます。より詳しく窯の実態を把握することにより、歴史的な価値が明確になり、上野焼への理解促進や観光資源としての魅力向上につながるものを期待しています。
この歴史ある上野焼について、福智町(旧赤池町)では平成14年に上野焼400年祭が開催されました。また平成29年3月には福智町図書館・歴史資料館「ふくちのち」がオープンされ、その開館記念として「豊前小倉藩窯・上野焼展」が開催されたほか、福智町の恒例イベントとして定着した、50店舗を超える県内の有名スイーツ店が集まる「スイーツ大茶会」において、上野焼とスイーツのコラボセットを販売するなど、様々な機会を捉えて、上野焼の意義・魅力の発信に努めています。また、各窯元では、春の陶器まつり、秋の窯開きに加え、くしくも本日2月14日はバレンタインデーですが、バレンタインとお酒の猪口をコラボさせた「バレンタイン猪口」を企画するなど、現代のトレンドを取り込み続けています。
ここなんです。規模の大小にかかわらず、常にこういった新しいアイデア、発想、企画、施策、政策、構想が、本県にも求められているんだと思います。
しかし、そういった企画に取り組みながらも、上野焼の従業員数や生産額は減少傾向にあります。従いまして、更なる魅力発信が必要とされているところです。
そこで知事にお尋ね致します。先程、申しました伝統的工芸品月間国民会議全国大会、いわゆる「KOUGEI―EXPO」の開催を一過性のものに終わらせないため、今後、上野焼の振興を図るための上野焼焼協同組合への支援を県としてどのようにしていくのかをお尋ね致して、私の一般質問と致します。ご清聴ありがとうございました。

≪知事答弁≫
県では、上野焼をはじめ県内伝統的工芸品の魅力を広く発信・PRするとともに、その販路拡大による産業の振興及び発展を図るため、昨年11月、伝統的工芸品の全国大会を開催した。
大会の開催にあたって、県では、「伝統的工芸品を身近に感じてもらう」、「伝統と創造を融合させ、持続的な発展につなげる」等をコンセプトに、有名クリエーターや大学との連携など、様々な企画を各産地に提案し、実施した。
上野焼協同組合では、モデルの西本早希氏や福岡大学の学生と連携し、新しいデザインのハイボールカップなどを製作したことで、若い年代の関心を集め、大きく売上げを伸ばした。
こうした成果を踏まえ、上野焼協同組合では、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」に基づき、新しい視点を取り入れた商品開発や需要の開拓等を盛り込んだ振興計画の策定作業を開始した。
県としては、国や地元の福智町とも連携して、助言や情報提供を行うなど、計画策定の作業を支援しているところである。
今後、振興計画に基づく事業の実施にあたっても、国からの補助金に加え、県からも助成するなど、上野焼の振興を図っていく。


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