妻〜神崎育子 その3
当時、会社では初めての試みであったが、僕はNECに出向していた。NECでは、金融機関の第3次オンラインシステムに従事する。傍ら、スーパーASOのPOSシステム、問屋との受発注システム、福岡流通VANとの連携等々を業務として取り組んでいた。どれも新規事業であり、相当なパワーも必要であった。そんな中での教育関係の仕事。当時の直属の課長に、「これから教育事業が大きく伸びます。是非、取り組みたいと思います。」と懇願した。が、却下。部長に話をしてもダメだった。それで、専務(後の社長)に直談判をした。神崎がそこまで言うんだったら、一人の部署でやったらいい。という事でCAIネットワークセンターを立ち上げ、一つのプロフィットとして損益を持つ事になる。当時、飯塚病院の看護学校に最新のコンピュータ室をつくっていたので、事務長に相談し、管理・運営、メンテナンスを自分が担い、代わりに教室を一般向けに開放してもらう。結局、田川市を除く筑豊教育務所管内の小・中学校の先生のパソコン指導を手がける事になる。受講した先生方は、延べ800人を超え、お陰様で当初の学校へのシェアーは90%近くになった。 その受講した先生の一人が、妻・育子であり、以降学校の先生方とは、情報教育だけに留まらず、算数研究会での研修や管理職研修、企業への社会人研修の受け入れ、国の教育の情報化推進事業(約1億8千万円)の田川郡での実証実験、等々本当にお世話になっている。彼女とは一年間の交際期間を経て、平成5年2月27日に結婚。教育論については、当然彼女なりの考え方を持っていて、僕なりにまた違う角度から議論したりする。性格はいたって明るく、仲間内では世話好きである。「よく学び、よく遊び、よく飲み」を実践する、タフな女性だと思っている。結婚して本当に楽しく、愉快に、たまに喧嘩もするが、充実した毎日を送っている。決して順風満帆な生活ではないけれども、乗り越えないといけなかった壁を共に乗り越えてきた良き同志だと心から感謝している。 |
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2006/11/28 10:07
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