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令和2年予算特別委員会〜JR日田彦山線復旧会議について(緑友会福岡県議団質問)

JR日田彦山線復旧会議について〜第二款総務費(緑友会福岡県議団質問)3月17日

(質問)日田彦山線復旧会議の設立の目的について
(交通政策課長)
日田彦山線復旧会議の要綱第1条で、「平成29年7月九州北部豪雨で被災した日田彦山線(添田駅〜夜明駅間)について、福岡県、大分県、東峰村、添田町、日田市、そして、九州旅客鉄道株式会社が連携し、日田彦山線を復旧するための方策を検討し、実施するための会議を設置する」と定めている。

(質問)
日田彦山線の復旧は、鉄道による復旧ということを目的とされた会議か。

(交通政策課長)
日田彦山線を鉄道で復旧するための会議であると認識している。

(質問)
日田彦山線復旧会議は誰の呼びかけで設立されたのか。

(交通政策課長)
JR九州の青柳社長の呼びかけで設立された。

(質問)
日田彦山線復旧会議で、現在、BRT案を含めて3案が検討されている。当初の日田彦山線復旧会議の鉄道による復旧という、その会議の目的が変質したと考えるが、県の見解は。

(交通政策課長)
規程や目的が変わったわけではない。協議の中で、JR九州が自治体側に運行経費1億6,000万円を求めているということから議論が膠着している。

(質問)
もしこの日田彦山線が被災していなかったら、通常通り運行していたかどうか、沿線自治体に1.6億円を求めていたかどうか問う。

(交通政策課長)
JR九州の経営に関することで、私にはわかりかねます。

(質問)
九州の自立を考える会とJR九州の意見交換会で、JR九州から設備メンテナンス費1億5,700万円ということを根拠に、1.6億円を求めているという説明があった。事実上の上下分離方式だと思う。他の赤字ローカル線の議論に波及しかねないと危惧するが県当局が見解を問う。

(交通政策課長)
JR九州は、1億6千万円は、いったん不通となった日田彦山線を復旧し、将来に渡り、継続的に運行していくために必要ということで求めているものと認識をしている。このことをもって、直ちに他の路線に適用されるものではないと考える。

(質問)
先ほどの答弁で、もし被災をしていなかったら、運行をしていたかとには、経営状況のことで答えられないと言われた。今回、危惧があるということを言ったら、それは明確にないと思うと言われた。これも経営状況に関することで、答弁に矛盾があるがいかがか。

(交通政策課長)
これはあくまでも私の推測でいうことで、日田彦山線をいかに復旧するかということの議論の中でなされているものだと捉えている。

(質問)
日田彦山線復旧会議は5回開催されているが、これ以外にJR九州に対して、知事自らが根回し、もしくはトップ会談をされた事実があるのか。

(企画・地域振興部長)
本会議で知事は、「ご自身の経験や人脈も使いながら、国などの関係機関に対して働きかけを行ってきた」と答弁をされている。私自身が存じ上げているものも含めて、その内容や時期、回数については、信頼関係をもとに協議を重ねてきたもので具体的には申し上げられない。

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JR日田彦山線復旧会議について〜知事保留質疑(緑友会福岡県議団質問)3月25日

(質問)
会議の目的が変質をしたという見解を知事は持っておられるのか。第3回会議の議事録を読むと、知事は「交通ネットワーク」という言葉を使われた。東峰村の澁谷村長は「交通ネットワーク」ではなく「鉄道ネットワーク」という言葉に代えさせていただきたいと2回発言されている。しかし、知事は何らフォローはされていない。復旧会議の目的が変わった引き金を引いたのは知事ではないか。

(小川知事)
鉄道による復旧ということでスタートしており、その目的、この問題の解決というのは変わってない。 今、鉄道による復旧、それから地元負担による鉄道復旧、それからBRT、バスが検討の対象になっている。私の発言は、「地域住民の移動手段とか利便性の確保、あるいは地域の活性化に応える交通ネットワークというものについて、そもそも鉄道事業者であるJR九州としてどう考えているのか」と、お金を出さないと鉄道がなくなるというような言い方をされたものだから、そもそも、だったらということで、今の話をさせていただいた。

(質問)
東峰村の澁谷村長が「交通ネットワーク」ではなくて「鉄道ネットワーク」という形で言い換えてくださいと2回発言されている。そこについては何ら言及されなかった。なぜフォローされなかったのか。

(小川知事)
議論が膠着をしていた。JR九州が1億6千万円が出せなければ鉄道が終わる状況にある。我々は鉄道による復旧、これはずっと言い続ける、変わっていないと。そういう意味では、フォローアップをしてなかったということは申し訳なかったかもしれない。

(質問)
知事は、この1年間で、日田彦山線復旧会議以外でJR九州と直接交渉されたのか。

(小川知事)
青柳社長ともいろいろ協議を行ってきました。その内容、時期、それから回数につきましては、それぞれ信頼関係があるので、お答えを控えさせていただきたい。

(質問)
では、東峰村の澁谷村長とは、この1年間、膝付き交えて何回話されたのか。

(小川知事)
何回という回数は覚えておりません。いろんな機会にお話をさせて頂いている。

(質問)
澁谷村長にお聞きをしたところ、令和元年6月2日16時30分に会っている。いろんな局面で会っていると言われたが、村長は、県は一貫してJR九州の主張に寄り添い、沿線住民の切実な願いを無視するかのごとき態度だと言われている。小川知事に問題解決へのリーダーシップが感じられないと言われている。東峰村との信頼関係をどう取り戻すのか。

(小川知事)
今月になり澁谷村長のところにお訪ねをした。信頼関係がないと言われたら、私としては、それを取り戻すべく、これまで以上にしっかりやらせていただきたい。

(質問)
大分県交通政策課長が国土交通省からの出向で、大分県とJR九州でシナリオができているんではないか。次回の日田彦山線の復旧会議で、知事が本当に県民に寄り添って公平公正な判断をこの会議で出しうるのか、知事の見解を問う。

(小川知事)
今まで失った時間というか、地域の皆さんの信頼関係、これをしっかり築いて、地域の皆様にとって、よりよい解決策になるよう、引き続き地域にしっかり入っていって、首長の皆さんとも相談をしながら、また、県議会の皆様のお力添えも賜りながら、できるだけ早く、より良い形のものを導き出したい、一生懸命やっていきたいと思う。

《参考資料》自民党県議団より提案された新たな復旧案

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