雑草のうた(相田みつを)
―雑草のうた―(相田みつを)
わたしは道ばたの雑草です 名前はありません
図鑑を調べればわたしにも名前はあるんでしょうが
一度も名前を呼ばれたことがありません
そしてだれからも相手にされたことがありません
雑草々々とただ嫌われるだけです
だからわたしは自分の名前を知りません
いま歩道のはじのコンクリのわずかな割れ目がわたしの住み家
そこがいのちの授かった場所ですから
土も殆どありませんし肥料などは全くありません
その上 学校に通う子供達の運動靴によく踏まれます
それでもぐちや泣き言を言っているひまがありません
冬がくるまでに一つぶでも二つぶでも
具体的にタネを残してゆくために
いま一生けんめいに花を咲かせているんです
だれにも見てもらえない小さな小さな花ですが
いのちいっぱいの自分の花を!!
踏まれても踏まれてもくじけることのない雑草の花を!!
今年もお盆で仏様を迎えることができた。父や母、ご先祖様は今の世の中をどのように見ているのか。毎年のように襲ってくる災害、新型コロナウイルスの脅威、歓喜するはずだったオリンピックを複雑な思いでみる日本人・・・
父や母の死で感じたことは、明日は誰にも約束されていないんだということ。もし、これが最後だとしたら・・・そんなことを思うと「一期一会」というありきたりの言葉しか浮かんでこない。今、このひと時を悔いなく生きる。両親の突然の死は、間違いなく自分の人生観を変えてくれた。今年のお盆は、家族みんな一緒ではなかったが、一人ひとりが今を懸命に生きてくれれば、きっとご先祖様も喜んでくれるに違いない。 写真と動画は3年前(2018年)の母の初盆、添田東盆踊り)
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2021/08/16 08:52
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