添田町の姉妹町(北海道美深町)を訪問
旧国鉄時代に赤字ローカル線の日本一を争っていた添田線と美幸線。それが縁となって、昭和56年10月9日に添田町と美深町が姉妹町として盟約を結びました。
高校時代は2,3年時はバイクでしたが、1年時(昭和53年)はこの添田線で通学していました。昭和60年(1985年)4月1日に全線が廃止となりました。
交流事業の一環として、長女が小学校6年時に添田町と美深町との交流事業で美深町の子どものホームステイを受け入れました。翌年には中1となった長女が美深町への訪問団として美深町へホームステイをさせてもらいました。受け入れ先の家族や友だちの優しさに触れたようで、北海道の気候や文化を学んだ体験は、きっと大切な財産となったことだと思います。
昨年度(2023年度)に町制施行100周年の節目を迎えた美深町は、北海道の北部に位置し、北見山地を望む盆地で面積675キロ平方メートルの広い土地を持つ町です。じゃがいもやメロン、ラム肉など北海道ならではの特産品は全国でも高い評価を受けている農業と林業の町として栄えてきました。一度は訪ねてみたいと思いつつ、なかなか機会もなかったのですが、やっと行く機会ができました。
美深町役場では、草野孝治町長と面談させて頂き、美深町の歴史や添田町との交流事業等、お話や特産品の紹介など聞かせて頂きました。またホームスティを受け入れ、ホームスティをさせて頂いた方の情報も聞くことができました。”道の駅びふか”や近くの温泉にも立ち寄り、美深町産の蜂蜜と添田町産のユズ(柚子)を使ったクラフトビール「はちみつゆずエール」を購入しました。このビールは美深白樺ブルワリーで製造し、ユズの爽やかな香りと風味、わずかな渋みの蜂蜜の味わいで、すっきりした飲み心地が特徴です。新たな地域資源を活用した商品として美深町内外へのPR、販路開拓を目指していました。
美幸線の廃線跡にある実際のレール上にあるエンジン付きトロッコ列車も紹介してもらい体験してきました。約10キロのろこっろ列車は、白樺の木々の間や渓谷の谷間を抜けながら風を切って走り抜けます。約40分間、大自然の中を自分で運転する醍醐味は、これまで乗ったどんなアトラクションよりもスリル満点で、日田彦山線の軌道敷きのレールは、やはり残さなければならなかったと思いました。
今回、突然の訪問でしたが、姉妹町の美深町と添田町との様々な交流事業を通じて、それぞれ抱えている課題や弱点を克服し、街づくりの再生に繋げていけるのではないかと考えました。国内外からの誘客による観光振興、新たなビジネス事業の展開、自主財源が乏しい中で如何にお金を落とす仕組み・流れを作っていくか。姉妹町として40数年の歳月を経てきたこそ、新たなビスネスチャンスが到来しているような気がします。
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2024/07/10 06:05
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