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福岡県文化議員連盟管外視察〜京都市京セラ美術館・石山寺

令和6年8月22日23日の日程で、県文化議連管外視察で、京都市京セラ美術館と石山寺を視察してきました。
福岡県は、令和11年度(2029年度)中に新県立美術館の開館を目指し、今後建設が進められます。新たな美術館は、「芸術の可能性を拡げ、挑戦する美術館」、「九州・福岡県の文化芸術の発展に貢献する美術館」、「県民が親しみ、誇りを育む美術館」、「公園と一体となった美術館」の実現とワンヘルスの推進に取り組みます。県文化議員連盟では、これまで数多くの美術館や博物館などを調査研究を重ね、新県立美術館に向けた助言や提案を行い県執行部とともに取り組んできました。
今回の京都市京セラ美術館は、東京府美術館に次いで全国2番目の公立美術館として1933年11月に開館しています。2020年5月にリニュアルオープンし、昨年(2023年)には開館90周年を迎えました。リニュアルのポイントとしては、
・創建当時の和洋が融合した本県の意匠を最大限保存しながら、現代的なデザインを加え、リニュアルしている。
・現代アートに対応した新館「東山キューブ」や、高機能化された本館の陳列室において京都画壇の名品を中心に紹介する「コレクションルーム」、新進作家を支援する「ザ・トライアングル」などから、伝統と革新が交わり進化する「京都」を体現するような、様々な時代・ジャンルの芸術を発信。
・「学び合い」をきーわーどにしたラーニング・プログラムや、憩いの場やイベント空間となる「京セラスクエア」や屋上テラスなどのパブリックスペース、カフェやショップなどを新たに設け、現代のニーズに合った、より開かれた美術館へ。
貴重な文化的財産を保存継承し、多様な美術作品の鑑賞機会を提供するとともに、次世代の若手作家や市民の創造的活動を支援する複合型美術館を目指しています。また、芸術系大学や学校の美術教育との連携、市民協働の推進により、すべての人に開かれた生涯学習の場となる社会教育施設として、加えて岡崎地域のポテンシャルを生かし、文化・観光振興のための多彩なプロモーションを可能とする国際文化観光都市・京都の発信拠点を目指しています。

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石山寺は、聖武天皇の勅願により良弁僧正が創建した真言宗の大本山ですが、平安時代に長編小説「源氏物語」を執筆した紫式部の人生を描くNHK大河ドラマ「光る君へ」で、主人公の紫式部は、石山寺からびわ湖に映る月を見て、世界最古の長編小説「源氏物語」を書き始めたと伝わっています。
大河ドラマでは、まひろ(後の紫式部)と特別な絆で結ばれている藤原道長が、一条天皇の心を娘・彰子に向けるため、物語の執筆をまひろに依頼していますが、まひろと道長は、それぞれ別の人と結婚した後も、偶然の石山寺での再会で結ばれ、夫がいながらまひろは道長の子を妊娠しています。「源氏物語」の主人公・光源氏のモデルともいわれる藤原道長との関係を交えて、オリジナル脚本で描くストーリーは、これまでにない大河ドラマであり、だんだん面白くなってきました。
紫式部が実際に来ていた場所に、訪れていることで、同じ風景を見ていたんだと感慨深くなりました。そびえ立つ硅灰石(けいかいせき)の存在感も大きく、石段をあがりながら、今度は暑い夏でなく、秋のもみじなど四季折々の風情を眺めたくなりました。

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