「大人になりたい」という子供たちの夢
小さい子どもほど自分は凄い存在だと錯覚している。出来ない事があっても泣いたり怒ったりすることで望みがかなっていく。実際は助けている親がすごいのであって、自分自身の現実の能力がわかっていないのが、この幼児期である。それが、だんだん成長してきて自分の限界がわかってくると、足らないところを少しずつ補い、助けてくれる周りの人たちに感謝する心を学んでいく。このような経験をする事で大人へと成長していくんだなぁと子供を育てながら、ふとそう思った。 ニュースや新聞に限らず身近な地域の中でも、自分の思うようにならないからと平気で迷惑をかけたり、部下に対して横暴になったりあるいは自分の子供を思い通りに支配しようとする自己中心的な人がいる。人は一人では生きられない動物だから、誰しも他人に依存しあいながら生きていく。だからこそ、まわりのすべてに感謝して生きていかなければと思う。幼児期のわがままさと大人になってからのわがままは質が全然違く。だから子どもの成長のプロセスで学んでいく事がとても大切だと感じる。 福岡市で起きた飲酒運転3児死亡事故で懲役7年6月の判決だった。奪われた3人の子供さんの人生は200年超えるのに・・・「大人になりたい」という夢が断たれた。子どもたちは自分の限界がわかりつつ大人になっていく、そして勉強して、恋愛して、社会人になって、家庭を持って、子どもが生まれ・・・ 親にとってその過程を見てあげられなかった事を思うと自然と涙がでてきた。
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2008/01/09 22:58
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