高杉晋作と奇兵隊
劇団はぐるま座公演「高杉晋作と奇兵隊」が、香春町町民センター(4月19日)・赤村健康増進センター(4月26日)・田川青少年文化ホール(4月27日)開演されるとあった。近代日本の夜明けをひらいた若者たちのロマン、時間をつくって子どもたちに見せたいものだと思う。(いや、僕自身が見てみたい) 高杉晋作は、吉田松陰の松下村塾で学び、若くして俊才ぶりを発揮している。やがて晋作は、アヘン戦争後の上海に渡航し、西欧の列強に支配される清国の実情を知って危機感を抱くが、帰国後英国公使館を焼き討ちにして「攘夷」を実行し、幕府に攘夷を迫っていた長州藩も、下関海峡で外国船を砲撃する。結局報復を受けて惨敗してしまうが、晋作は過激な尊攘派と決別し、幕末日本の変革に身を投じていく。 そして高杉晋作は、武士の時代の終わりを象徴する革新的な組織「奇兵隊」をつくりあげ、禁門の変や幕府の長州征伐に揺れる藩を主導し、長州藩の進むべき方向を討幕維新へと導く原動力になっていった。一方、三味線を弾きながら「三千世界の烏を殺しぬしと朝寝がしてみたい」「わしとお前は焼山かづら うらは切れても根はきれぬ」と自作の都々逸を謡ったり、激しくもあり風流な面を持っていた。 どんな劇なのか見てみたい。晋作は、常識にとらわれない激しい言動とバイタリティがあったからこそ、変革の中心人物となり、維新への道筋をつけたんだと思う。吉田松陰、高杉晋作、坂本龍馬・・・150年経った平成の時代をどんな思いで見ているのか? 「身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」〜吉田松陰時世の句 「おもしろき 事もなき世を おもしろく ・・・・・・」〜高杉晋作時世の句 「世の人は 我を何とも言はば言へ 我なす事は 我のみぞ知る」〜坂本龍馬
2008/04/23 19:11 |
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