夕方からe-zukaトライバレー産学官交流会があり参加していた。今日の講演は、添田木材の荒木社長が「地産地消を目指したものづくり」という演題で木を活かした工法での木材建築や地元森林の普及活動と地域ブランドの取り組みを講演された。添田木材にはちょくちょくお邪魔していて、前にもブログ(紹介記事、紹介グッズ)に書いたが「木ホルダー」「木をつけて」は、実は荒木社長のアイデアである。その後の懇親会、異業種交流がまた面白い。 地元筑豊にいながらして、日本国のこと、世界のことを語れるのは、やはり麻生太郎先生が総理大臣になったればこそだと感じる。午前中、武貞組さんに立ち寄ってノーベル物理学賞受賞の話題になった。何かと暗いニュースが多い毎日だっただけに凄い快挙だと話していた。すると、なぜこの時期に日本人しかも受賞枠3名独占なのか?という素朴な疑問(?)になった。もしかすると欧米各国が日本に期待しているメッセージかもしれないと・・・(しかも今日は、ノーベル化学賞に下村脩(米ボストン大学名誉教授)氏。昨日に続いて4人目である。) 世界同時株安で大変な状況になっている。東証も大暴落で9203円だから、こりゃ想像を絶する。これからどのようになっていくのか。欧米の銀行は、不良債権で身動きがとれない。中国もバブルが破裂しそうで、成長率が下がる可能性が大である。という事は日本経済を維持していた外需が無くなる。これまで財政規律を大きなテーマに公共工事を減らしてきた予算編成を内需拡大に転換する必要があるんじゃないのか。じゃその財源はどうするのか?当然無駄を省き効率的な行政運営をしなければならないが、やはり国債を発行しなければならない。でも、その買い手があるのかどうなのか?今、日本の経済力・金融の実力が世界的に認知されている。だとすると、湾岸諸国が日本の国債を買うんじゃないかと想像できる。 世界的には投資より安全な国債に向かってくると思われる。その国債でも通貨価値が上がりそうな通貨の国債を買うことが、安全性を高めることになる。だから円買いなってくる。結果、日本の国債が国際的に拡散・認知されることになるため、国際的な国家に日本は名実ともになる可能性が出てくる。真面目にコツコツと15年もかけて不良債権処理・金融危機を乗り越えてきたからこそ、世界のリーダーとして日本は注目されてきているんだと思う。 欧米企業や中国のようにサブプライム問題やメラミン入り牛乳で顧客を裏切って利益を捻出し、儲け第一主義のような経営をした結果、破綻してしまった。日本も同じような失敗から適正な利潤を伴った経営が重要であると経験してきている。麻生太郎総理大臣の著書「とてつもない日本」の中に、「ソート・リーダー(Thought Leader)」という言葉が出来てくる。オレ流(ごめんなさいm(__)m麻生先生流)に言うなればソート・リーダーとは、「人より先に難問にぶち当たらざるを得ない星回りにある者のことであり、そして、アジアにおけるソート・リーダーとは日本だ。これが第一の答えである。」 続けてこう書いてある。「現代の国家がぶつかる問題に、単純な解決方法は存在しない。日本とて、直面している数々の問題は、完全には解決できないことも多い。それでも解決しようとしてもがく姿自体が、ほかの人たちにとって教材となる−。”成功者のみならず、むしろ失敗例を進んでさらけ出す”タイプの存在、国、それがソート・リーダーである。その意味では”実践的先駆者”とでも呼べばよいかもしれない」 ノーベル賞独占の快挙による世界のメッセージは、ソート・リーダーとしての日本(麻生首相)に期待しているんじゃないのか・・・日米欧の政治不能が新たな経済不安を招いているとするのなら、日本はいつ解散になるかわからないという政治不安を払拭して、2009年度当初予算成立まで”解散しない宣言”をしてはどうかと、田舎の片隅で僕らは語っていた。
2008/10/08 22:40 |