本当の抵抗勢力って?
霞が関(経済産業省・総務省・厚労省・内閣官房等々・・・)で一緒に仕事に取り組んだ役所の人たち。役職でいうと課長・課長補佐・係長の実務レベルであったが、よく地方や現場の意見に耳を傾け、かつ具体的な現場の問題や課題について本当に勉強していた。とても優秀で、いろいろ指導もしてもらっていた。今では禁止されているが、当時ミーティングが終わった後なんか、サラリーマンでギュウギュウ詰めの新橋の居酒屋で、一本80円の焼き鳥とビールを飲みながら、時には政治に、時には互いの家族の事に、時には日本の将来のあるべき姿を語り合っていた。 今、天下りの斡旋や渡りについて公務員制度改革が取り組まれている。確かに法律で禁止されているのに政令で容認できるようになっていた事には、霞が関っていうところは、何とも凄まじい抵抗勢力なんだと感じた。人事院の谷総裁と甘利行政改革相との対立をみていると特にそう感じる。権力とはカネと人事がすべてだから、それを容易に手放そうとするわけがない。徹底した切り崩しや骨抜きにしてくるのが官僚だという事か。何としても官僚主導から政治主導にリーダシップをとってもらいたいと思う。 小泉首相が、自分に反対する勢力は「すべて抵抗勢力だ」と自民党の反小泉勢力にレッテルを貼り付けたけど、本当の抵抗勢力はもしかすると霞が関なのかもしれないなぁ。本当はとても素晴らしい人たちであり、モラルがあり、やる気があり、モチベーションも高く、何よりも人一倍国の事を想っている。それこそ、日本の経営資源なんだけど・・・どこでどう抵抗勢力になってしまうのか?根が深いなぁ。 |
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2009/02/05 05:31
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