過去の点はすべて繋がっている。
”自分と未来は変えられる−過去と他人は変えられない” その昔、シーホークホテル&リゾート、ホークスタウンモールなどを再建した高塚猛氏の講演で、その著書にこう書かれていた。とてもパワフルでエネルギッシュだったのを記憶しているが、その後女性社員に対して強制わいせつ事件で刑事訴追され、言葉の割にはモラルっていうか話にならない人やったんやなぁ〜と思った。確かにこの”自分と未来は変えられる”って言葉にはポジティブであり勇気づけられる。でも、”過去と他人は変えられない”この言葉にはネガティブな意味が込められているように思う。 過去があるから現在があり、未来が開ける。だから僕は、過去は反省することはあっても、否定しちゃいかん(否定する必要はない)と思う。過去の一つひとつの経験は点でしかない、その点はバラバラだと思いがちになるが、そうじゃない。すべての点(経験)は、繋がっているんだと僕は思う。 幼い時に激しく叱られたこと、小学生の時に何かで一等賞になったこと、中学生の反抗期、高校時代に熱中した活動、大学での乱れた生活、社会人での新しいことへのチャレンジ等々・・・いろんな体験は、一見関係ないように見えるが、必ずつながっている。 孫−子供−自分−親父−祖父−曾祖父・・・すべてつながっている。過去の家族の経験が、間違いなく今の環境を作り出し、それが未来へとつながっていくんだと思う。どんな人もどんな時代も、その時は小さな出来事かもしれない。とてつもなく大きな困難かもしれない。でも、振り返ると山の稜線のように、遠くから眺めると穏やかな線に見える。人生ってきっとそうなんだと思う。 今日、飯塚商工会議所で麻生泰会頭をはじめとして農・商工連携についての意見交換があった。一つひとつの打ち合わせや出会いは小さいかもしれないけど、いつかきっと活かせる場が来ると思うし、親父(神崎次彦)が特産物開発室長時代に英彦山に生息する7つの薬草をブレンドし煎じて研究していた健康茶(P&7)も、僕にとって農・商工連携のヒントになっている。過去の点はすべて繋がっている。
2009/02/09 21:28 |
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