江戸では水も売ってますよ
筑豊の中でも飯塚は本当に良くなっているが、田川はね?とよく話で出てくる。たしかに飯塚や直方と田川は歴史も違うし文化圏・生活圏も違っているが、どうしてなのか。学園都市から情報都市e−zukaに変貌を遂げ、その一端を担っていたので何となく飯塚が良くなって言っているのが実感できた。明確なビジョンと確かな構想力があり、何よりも実践できる人材が育っている。田川はどうか?これからだと思う。課題が多いだけに大きく伸びる可能性もあるし、その課題解決のノウハウが全国に展開できると思っている。こんな話がある。 昔、山里の田舎に住む二人の農夫がいて、江戸に出て一旗揚げようと連れ立って村をあとにした。途中、峠の茶屋で江戸の事情に詳しい人に出会い、いろんな江戸の情報の中に「江戸では水も売ってますよ」という話を聞き、一人は「水も買わねばならんようでは 俺にはとても生活できそうもない」と、村に引返して貧しいもとの生活に戻った。が、もう一人は、「水を売っても商売できるか。それならこの俺にもできる」と、江戸に出て財を成したという。それぞれ別の道を選んだ二人の生活は遠く離れてしまった。 田川には解決しなければならない課題が山のようにあるが、その多さにあきらめるのか、それを宝の山と思い創意工夫、英知を結集するのか、これを実践できた時、田川は日本だけにとどまらず世界に通用する仕組みやシステムができるかもしれない夢を秘めている。
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2006/04/10 06:26
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