民主党代表選で垣間見えてくるもの
民主党の小沢一郎辞任に伴う党代表選が行われた。投票数220票で鳩山由紀夫幹事長124票、岡田克也副代表95票という結果になり、鳩山由紀夫民主党新代表となった。これで来たる解散総選挙は、麻生太郎自民党vs鳩山由紀夫民主党という図式となる。今回の民主党代表選挙で少し垣間見えたのが、なぜもっとオープンな形で代表選挙が行なわれなかったのか?もっと時間をかけた方がサポータや党員の意見も反映されマスコミの話題も独占できたかもしれないのになぜ?また、鳩山幹事長と岡田副代表との政策的な違いは消費税を含めた税制抜本改革に取り組む決意があるのか(岡田氏)、封印するのか(鳩山氏)という違いも見えてきた。次期衆院選は、自民党と民主党のどちらが責任政党として役割を担えるのかという視点も当然出てくる。 もう一つ、今回の民主党代表選挙の結果から見えてくるもの。民主党の主なグループは、 小沢グループ・・・・・・・約50人 鳩山グループ・・・・・・・約30人 菅グループ ・・・・・・・約30人 前原グループ・・・・・・・約30人 野田グループ・・・・・・・約20人 旧社会党グループ・・・約20人 旧民社党グループ・・・約20人 無派閥グループ・・・・・約20人 民主党の各グループはそんなに結束が強くないから票読みが難しいという報道であったが、単純に結果からみると鳩山候補124票(小沢G50+鳩山G30+旧社会党G20+旧民社党G20+4)、岡田候補95票(無派閥G20+前原G30+野田G20+25)となり菅グループは岡田候補へ流れたことになるのかなぁ。いやいや、そんな単純じゃないと思うけど総選挙後に流動化するであろう合従連衡に今度の民主党代表選の結果が関係するやもしれない。それにしても、民主党内だけでこんなにも多くのグループが存在していて、考え方も結構違うから寄り合い所帯と言われている所以か。かつ、仮に政権交代でもしたら国民新党+社民党+改革クラブ+新党大地+新党日本+αとなると、何か細川政権のような二の舞になったりするんじゃないのかなぁ〜。 |
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2009/05/16 21:26
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