間違いなく僕は変わった。
「神崎さん、変わりましたね」って言われることがある。選挙に立候補して、これまで知らなかった地域の実態・知らなかった地域の人たちと接するうちに、自分自身の無力さ・がんじがらめの人間関係・権力と利害関係のいやらしさを思い知らされたのかもしれない。いや、自分自身でも気付いているけど、選挙に立候補してからじゃなくて、選挙に負けてから、これまでの社会に対しての価値観っていうか難しさがだんだんわかってきたように思う。結局、ビジネスマンとしての経験しかなく、麻生グループに在籍していたからとか、社長だったからとか、そんなものは、一般の人たちには何の関係もない。自分にとってはプライドであり誇りでもあったけど、実はそんな肩書なんてプライドでも誇りでも何でもない事に気づいた。 前回の選挙戦やその前の準備期間も、ビジネスマンらしくネクタイを締めてカフスボタンを付けて背広を着て挨拶廻りをしていた。それが普通で自分のスタイルだと思っていた。取り組んできた仕事にも自信があった。地方自治体の仕事や国の案件にも取り組み、自分の人脈で企業誘致にも成功した。だから、自分の中に一線を越えきれない(プライドを捨てきれない)ものがあったんだと思う。 今じゃそういった考え方がなくなってしまった。というか、肩に力を入れないで自然体で接したいと思うようになった。応援してくれなかった人・出来なかった人も当然今までの関係があったから仕方がないと思えるようになってきた。だからこそ、最初に応援して下さった方は本当に大事にしなければとも思う。自分で言うのも変だけれども、かなり柔軟に物事が見えるようになったと思う。もちろん戦いは戦いだから、いい人だけじゃダメで、特にチャレンジャーだから対決姿勢で臨まないといけない。でも、地域社会に溶け込む(密着していく)には、自然体で接していくことが大事なんだと感じている。そういう姿勢こそが、僕にとっての誇りであり、プライドになっていければと心の中でそう思っている。 |
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2009/06/02 01:19
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