不況時こそ経営者の実力がわかる
この不況下にあって前年対比が120%〜150%の売り上げている経営者の話を聞くことができた。企業規模の大小に関わらず、殆どの経営者が、「経営が本当に厳しいんです。」と嘆いている現状からすると、どこが違うのかなぁって思いながら聞いていた。 今の景気や経済は、政権交代もあって政治が混乱し、景気回復のための有効な政策を打つことは難しいんじゃないかとも思っている。そうであれば、じっとしていても始まらない。こういう時にこそ、経営者としての実力が試される時なんだと思う。「不況だから」とか「うちだけが悪いわけじゃないから」と言い訳している経営者は、既に役割を終えているんじゃないかとも思う。というのも、好況時だったら誰がやってもうまくいく割合が高く、真の経営の実力はよくわからない。この不況時だからこそ、会社の問題点・企業の強み、弱み・社員の資質等々を見極め、不況対策に真剣に取り組むことができる。言うなれば不況時こそ、企業体質を強化できる絶好のチャンスだということなんだと思う。 こういう時は、原点に戻って企業は何のために存在するのかを考えることが大切なんだと思う。企業理念と言うか創業訓が原点であり、他の会社はよく知らないけど、麻生グループは「社会貢献」「価値創造」「温故知新」「異種融合」だった。それに向かってあくなきチャレンジをしていくこそが大事なんだと、社長時代の苦しい時期にそう思っていた。経営者のよりどころは経営理念にあるんだと思う。それと、これまでの常識を打破する思いを持つことなんだとも思っている。政治も経済も、今は平時じゃなくまちがいなく乱世の時代。今一度自分自身を見つめ直し、自分(企業)の実力を見極めることが大事。〜「程度大切」「油断大敵」(麻生創業訓)〜 身の丈を知る、これも肝に銘じながら頑張らねばと思っている。(ホントに!自分自身に言い聞かせながら・・・) |
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2010/01/13 17:53
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