政治家というのは、危機的状況にある時に、「これが敵である」と味方に示し、それに対抗する形で,味方の結束力を高めていく。選挙戦でも、敵をつくって味方を固めるという手法をよく使う。戦いが終われば、敵を囲んで味方を増やしていくやり方をするんだと思う。自分の選挙を有利にするためには、多くの支援者の一致団結が必要だから、これは有効な戦法なんだと思う。ところが、しがらみが絡んでくると、自分の選挙戦でもないのに、(自分の)選挙に影響を及ぼす出来事が突発的におきたりする。選挙で失敗した政治家をみると、自分の支援者が敵味方に分かれるような、(自分じゃない)人の選挙(問題)に顔を突っ込み過ぎて、支援者が離れてしまったという事例が結構ある。政治家(政治家を志す人)は、基本的に自分の主義主張を有権者の皆さんに訴えなければならない。当然、旗色(態度)を鮮明にしなければならない時が多々あると思う。
1年後、自分の選挙戦を控えている。いろんな選挙や予期せぬ出来事がり、様々な環境下にあって、もし支援してもらえるはずの人から応援してもらえない状況になったとしても、今はいかに敵対心を持たれないようにしていくかに注力しなければならないんだと思っている。僕自身が選挙を戦う本人であり、選挙参謀も兼ね、事務局も今はすべて一人でやっている。すべての判断を自分でしなければならないけど、今はただただ自分の選挙の事で精一杯なんです。
”競って争わず” 競わなければならないのは対立候補であり、僕の場合、他のところで争っていては勝利なんて到底覚束ないと思っている。僕がやらなければならないのは、これまでの人脈と経験で差別化できる政策で競い合い、地元に大きな利益をもたらすことだと強く思っている。国政じゃできない地域の将来ビジョンや地域の課題解決に取り組みたい。市町村じゃできない広域的な取り組み、特に民需や外需へのアプローチに真剣に取り組んでみたい。
なかなか想いが通じないところは、すごく反省していますが、是非、地元田川の皆様のご理解とご厚情を賜りたいものだと思っています。