神崎聡(こうざきさとし)夢からはじまる
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平成から令和へ

いよいよ、5月1日から平成から令和の時代となります。平成は、「内『平』かに外『成』る」「地『平』かに天『成』る」との願いを込めた元号でしたが、昨年の漢字が「災(わざわい)」だったように、皮肉にも多くの自然災害に見舞われた時代でありました。
平成3年の雲仙普賢岳火砕流や台風19号、平成7年の阪神淡路大震災、平成16年新潟県中越地震、平成17年には福岡県西方沖地震、特に忘れることができないのは、平成23年(2011年)の東日本大震災、それに伴う原発事故でした。地震も頻繁に発生し、毎年のように見舞われる台風等の自然災害。世界情勢も非常に不安定で、政治や経済も、そして社会そのものが大きな節目の時代だったのが平成の時代だったんじゃないかと思います。本当に今は、百年に一度、千年に一度の激動の時代なんだと思います。

令和は、日本最古の歌集「万葉集」巻5、梅花の歌32首の序文にある「初春の令月にして、気淑(よ)く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」(書き下し文)から二文字をとって命名されたとされます。典拠を中国古典(漢籍)ではなく日本古典(国書)とする元号は、今回が初めてです。令は、”麗しい”、そして、和は”和の国”日本であり、「麗しい日本」それが”令和”の意味するところだったら何とも素晴らしい元号だと思います。


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