9月新学期制〜今必要なリーダーとは
4月22日に投稿したブログ(コロナ後の世界、教育を考える。〜世界に合わせて、日本の学校も9月新学期の秋スタートでいいのではないか)を投稿して、かなりのアクセスがあり、facebookや議会の中でコメントを頂きました。1週間が経ち、9月新学期に向けた動きがあり、文部科学大臣からは「一つの大きな選択肢になって、シミュレーションしている」、全国知事会からは賛否両論がありながらも、17知事は緊急提言で9月入学制導入を検討するよう政府に求めるとしています。
2020年度4月から始まっている新しい学習指導要領のリーフレットには「生きる力〜学びの、その先へ」と題し、4羽の黄色い鳥が、幼児期、小学校段階、中学校段階、高等学校段階と成長する姿があり、”予測困難な社会の変化に対応する「生きる力」を発揮し、大空(これからの社会)を自由に飛んでいく姿を表現しています。
これからの社会が、どんなに変化して予測困難になっても、自らの課題を見付け、自らの考え、判断して行動し、それぞれに思い描く幸せを実現してほしい。そして、明るい未来を、共に作っていきたい。2020年度から始まる新しい「学習指導要領」には、そうした願いが込められています。
まさに、今起こっている新型コロナウイルスは、予測困難な出来事だったと思いますし、私たち親が、私たち大人が、私たち地域社会が、そして政治や行政が、この課題をどう考え、判断し行動するのか、学習指導要領に書かれていること、そのものが今、私たちの世代に問われているんだと思います。
9月新学期制というのは、大きな教育改革なのは間違いありませんし、様々な問題点、制度や仕組み、習慣や感情等々が存在します。唐突の提案に反対される方もたくさんいるのもわかります。しかしながら、責任ある政治家や文部科学省、県教委、地教委は、学習指導要領に掲げた目的や目標を、国民・県民と共有し、子供たちの学びを応援しなければなりません。
そのためには、自らが先駆的実践者となり、どんなに困難なことがあろうと、このピンチをチャンスに変えていくんだという気概を持って難局に立ち向かわなければならないと思うんです。
反対や批判をしたり、あれこれ問題点を指摘し、言い訳ばかりする方は、どんな時でも、いつになっても改革なんてできないし、きっと、そういう方は平時に必要なリーダーであり、危機的状況や国家的難局の有事には、必ずしも必要とされないリーダーや政治家ではないかと考えます。今は必要なリーダーは、「この難局を乗り越えた先に見えるのは、希望という明るい未来が待っている。」という強烈なメッセージと実践力を持っている人ではないかと思います。
このような時代になって、私たちの世代が子供たちに残せてやれる財産があるとすれば、それは間違いなく、どんなに困難な状況になっても、決して諦めることなく、新しい時代を築いてきたという後姿ではないでしょうか。
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2020/04/29 22:50
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