神崎聡(こうざきさとし)夢からはじまる
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21世紀は水の世紀〜妻曰く、「私が子孫に残すのは水」

「井戸のあるくらしをしたい。子供たちに水を残してやりたい。」
昨年末、妻が突然そう言いました。今、災害時の貴重な水源として生活用水を確保できる井戸の役割が見直されていますし、「水を大切」に扱うということを伝える事も大事だと思い、そしてお金は妻が出すと言うので、100%賛同しました。

昔はどこの家にも井戸があり、額に汗かきながら井戸のポンプを押して勢いよく噴き出す水に涼を求めて小さな子供たちの手がいっせいに伸びていました。
かくして、「我が家に手押しポンプで地下水を汲み上げようプロジェクト」がスタートしました。調べると手押しポンプで水を吸い上げる原理はポンプ内を真空にして、そのときに生じる大気の圧力を利用しているみたいです。そのため理論的には井戸水面までの深さが10.33メートル以内(実際には約8メートルまでが限界)までしか水は汲めません。電動ポンプを使ったとしても同じ結果です。
まずは自宅の敷地内のどこに掘るのか?どこを掘れば地下水が出てくるのか?昨年末より調べていました。

井戸掘りでわかった"水みち"
大地に雨や雪といった形で降り注いだ水はやがて地下へと浸透し、地下水脈へとたどり着きます。この地下水は砂や泥でろ過され、ミネラルを多く含む美味しいお水となります。
その地下水を汲み出すのが井戸の役割ですね。
井戸を使うことでつくられる"水みち"。井戸の水みちは、もともと水が流れやすいところに掘られたかどうかという当たり外れだけでなく、井戸を使い汲み上げることによって水みちが形成されると考えられているそうです。井戸水を汲み上げると地下水が動き、その際、水は通りやすいところを通っていきます。その通り道は井戸をいつも使い続けることでより通りやすくなり、水みちが固定されます。「井戸は使えば使うほどよい」と言われるのもうなずけます。
きっと我が家の地下水は、ミネラル豊富な地下水だと思います。20世紀が石油の世紀ならば、21世紀は水の世紀かもしれませんね。目に見えない地下水について、もっと勉強してみたいと思います。
令和3年5月19日、思いついて半年後、やっと手押しポンプを取り付け、家庭用電動ポンプを設置して完成しました。あとは水質検査をしてもらいます。

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