神崎聡(こうざきさとし)夢からはじまる
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京築地域のポテンシャルを活かした田川地域の振興

京築地域には、盆地である田川地域にはない海がある。すなわち水産資源豊富な周防灘・豊前海が広がっている。そして何よりも24時間機能を有する北九州空港がある。また大きな可能性を秘めた東九州自動車道が走っている。陸海空とポテンシャルの高い魅力的な京築地域は、まだまだ発展していかねばならないし、田川地域の活性化には、行橋市・豊前市の発展が欠かせない。従って、京都郡・築上郡のインフラ整備が田川にとって大変重要であると考えている。
田川・京築間の大動脈である国道201号は、国道3号と国道10号を結ぶ筑豊地域唯一の延長83.5キロの横断幹線道路である。国道201号は周防灘沿岸の自動車産業をはじめ各種製造業の関係部品の輸送、地域の特産品の流通などに不可欠の路線とも位置付けられている。京築地域・日豊線沿いには、日産・トヨタやダイハツをはじめとした自動車産業が集積しているから、やはり田川地域にも自動車関連産業の誘致を目指さなければならないと考える。その上で田川の特徴を出すには、快適な生活を、快適な暮らしを、クオリティライフを追究する地域にする。山に囲まれ、水が美味しく、食べ物は新鮮、何よりも土地がえらく安い。税制的優遇措置を含めて、都会じゃ出来ない、二世帯住宅、三世帯住宅が簡単に手に入れることができる快適生活空間総合特区を考える。そのためにも道路のインフラ、交通網の整備が必要であり、県中央でありながら、博多にも小倉にも久留米にも40分以内でいけるようにすればそれが可能になると思っている。
田川地域にとっての長年の課題は、新たな産業の創出であり、雇用の確保である。麻生情報システムの社長時代に、香春町にCSKサービスウェアというコールセンターを誘致してきた。いくつもの困難なハードルを乗り越えての誘致活動であったが、当時の山本文男町長の後押しや、県企画振興部の高浜部長、経済産業省資源エネルギー庁の助言指導がなければ、そして、地元香春町の協力がなければ実現しなかったと思う。新産業創出は、これはもう北九州とか、京築とか、田川とか、もちろん県とか、トップリーダーみんなが同じ考え方で一体となって取り組まなければ成功しない。一体となるためには理解と協力、信頼関係がなければ始まらない。ここが一番大事なところなんだと思っている。

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