麻生太郎先生の提言で考えてみよう
新聞広告欄に月刊「VOICE」4月号に麻生太郎先生の提言があった。「地方経済繁栄論・炭鉱からITへ−九州はこうして蘇った。」とある。本屋で買って読もうと思う。道州制についての提言だと思うが、なぜ今地方分権なのか、中央集権システムがどうして耐用年数を過ぎていると言われるのか考える必要がある。思うに、情報化社会により経済がボーダレスになり全国一律が通用しなくなったところが大きいようにも思う。どうしても中央からほどこされる限られたパイを奪い合っていても、自滅する。従って道州制によって中央から分配を競うのではなく需要の創出を競うことになる。当然、北海道や九州道では将来ビジョンも違うし、雇用確保のための新産業創出も地域ごと異なる。だから官僚に求められる資質も当然違ってくる。道州制度によって中央官僚も地方に移籍され、これまでの能力・経験と使命感をいま一度道州レベルで発揮できるんじゃないか。 田川が自立できないと言われているのは、あまりにも中央に依存してきたからじゃないのかと思う。あまりにも依存しきってきたから自立が覚束なかったんじゃないかと感じる。やはり田川の現実と過去の歴史を総括し、なぜ石炭後の産業が育たなかったのか地域が自立できなかったのか考えないといけないと思う。 少なくとも飯塚は20年前に就職した時に比べると大きく変貌を遂げている。僕は、この田川という地域は非常にポテンシャルが高いと思っている。ボーダレスになっているからこそ、直接アジアと交流ができ医療・福祉・介護、健康(Health care)といったビジネスチャンスも大である。要は地域住民や地域の政治家の自立していこうとする気概が本当に必要な時だと思う。 とにかく一度「地方経済繁栄論」を読んでからまた自分なりに考えてみよう。
2008/03/12 05:20 |
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