史記の格言
「世界史の神崎」と高校の時、自他共に認める歴史好きだった。大学入試時にはどんな問題もまた小論文も100%答えるぐらい丸暗記していた。丸暗記は丸忘れで、何の役にも立たないと社会人になって初めて気づいた。それでも国内外に出張や旅行した時、そこそこの歴史を見聞すると年代や時代背景が思い出され、歴史上の人物像や考え方どんな思いだったのか興味関心が湧いてきて、そちらの方が社会で役に立つようになった。 歴史書物は活字もいいがマンガが面白い。特に横山光輝の「三国志」や「史記」は素晴らしい。歴史もこのように人間模様を学ぶようにすればもっと楽しく、もっと自分自身の肥やしになるんじゃないかと思ったりする。丸暗記しても何の役にも立ちません(実証済み)。 史記の中には今に通用する様々な格言がある。 「遠交近攻」〜戦国時代の范雎の言葉。遠国と同盟を結んでおいて、近隣諸国を攻める。 「臥薪嘗胆」〜呉越戦争の夫差と句銭のエピソード。 「奇貨居くべし」〜掘り出し物は買っておけ。呂不韋が趙にいた頃、人質になっていた秦の公子子楚を世話をした時。 「国士無双」〜韓信のこと。国を背負って立つただ一人の人物。 「左遷」〜項羽が劉邦を蜀漢の地に遷れた。左へ左へ。 「四面楚歌」〜項羽が敵の漢から包囲され、楚の歌が聞こえた。 「馬鹿」〜鹿を馬という。趙高の故事から。 「日暮れて道遠し」〜呉の伍子胥が父兄の敵である平王の屍に鞭を打った時のこと。 「一旦の功、万世の功」〜劉邦が戦で全面に出て活躍しなかった蕭何を第一に評価した言葉・・・ 「先んずれば人を制す」「背水の陣」等々大きな指針にもなっている。ただ格言を知っているだけでなく、実践してはじめて活かされるものだと思う。歴史を学ぶ、歴史から学ぶって、仕事や日常生活の中に活かされる事じゃないかと思っている。 さぁ!明日から東京出張。APPLIC(財団法人全国地域情報化推進協会)の総会及び講演会&情報交換会が全国町村会館で行われる。講演会の講師に新ふくおかIT戦略会議委員長をされておられる東京大学大学院教授の須藤先生が「次世代電子行政サービスの展望」で講演される。
2008/06/11 20:54 |
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