データセンターの活用
筑豊の歴史や文化、公文書・資料や写真・映像を保存できないものか。実は個人で持っている古い書類や写真の方がもっと価値があるんじゃないかとも思う。地域社会の資料として保存、デジタルアーカイブを是非提案したい。歴史的価値があるばかりでなく、一つの大きな産業に育成できるとも思う。また周辺ビジネスも立ち上がってくる。e-zukaトライバレー構想の中核もデータセンター(e-zukaトライバレーセンター)の構築であり、田川にも田川情報センターがある。例えば、医療の画像データをデータセンターで共有するだけでどのくらい医療費の抑制につながり、患者サービスと医療の効率的運用が可能になる。今世界中のデータセンターがパンク状態にもなっている。かつ、個人情報やセキュリティの面からも安全なデータセンターの活用が行政・企業に限らず個人でも利用されてくる。個人の持っている写真もデータセンターに持たせることで、劣化や損失もなく保存される。 OSACの理事であるサンマイクロシステムズやIT企業が、「地底空間トラステッド・エコ・データセンター・プロジェクト」と呼ばれる地底100mの場所に未来型データセンターを建設するプロジェクトを進行中である。 データセンターを地下に建設することで、サーバー等のIT機器やデータセンター用機器の冷却に使用する消費電力を40%も削減できるという。また頑丈な耐震性に優れた基盤岩の上に建設できるため、地震の多い日本では最も安全なデータセンターを構築できる。このプロジェクトが計画している新しいデータセンターは、場所は明らかにされていないが廃坑となった鉱山のトンネルの基盤岩上に建設される予定。 (岐阜県の神岡鉱山か?あぁ〜あ) 現在の予定では、建設地の初期準備費用は250億円、10,000台のサーバ構成費用は約200億円になり、サーバ台数30,000台まで想定しているという。 ちなみにこのプロジェクトに参加を表明している民間団体は、以下の12団体。 - サン・マイクロシステムズ株式会社
- 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)
- ベリングポイント株式会社
- 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
- SAPジャパン株式会社
- 新日鉄ソリューションズ株式会社
- ソフトバンクテレコム株式会社
- 日本AMD株式会社
- 富士ゼロックス株式会社
- エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
- 株式会社プラネット社
- 中央大学
また、国土交通省、経済産業省、総務省、環境省もアドバイザリーメンバーとして参画している。麻生情報システムの時に付き合っていた会社ばかりで、な〜るほど皆さんの顔が浮かんでくる。
2008/08/06 21:33 |
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