景気がいい時より悪化した時の方が・・・平時より乱世の方が・・・問題なしより問題ありの時の方が、人はいろんな知恵と勇気を出して乗り越えようと努力する。早くこの世界恐慌寸前から脱却してもらいたなぁと思う。企業も自営業もそこで生活している人たちも、何となく不安な暮らしから、切実な業績、切実な暮らしになってきている。地元の人と話をしていて、建設業不振で大工さんの仕事がない。異業種に就職をしたものの長続きできず、家にじっとこもるしかないという。 九州経済は自動車、半導体などの外需関連産業が景気のけん引してきていたからこれから相当な苦境を強いられる。実際、トヨタ九州は生産計画を32万台減産、日産九州工場も派遣社員の大幅削減する方針と発表されている。その中で、麻生首相は、先程(30日18時)記者会見で、国内経済と暴風にさらされている国際金融について会見された。追加景気対策も ●暮らし支援 ●金融・経済の安定強化 ●地方の底力の発揮 において具体的項目も発表された。大胆でかつスピードある対策だと感じる。それにしても、衆議院解散・総選挙についての質問が多いこと。多くの国民(企業も生活者も)は、何よりも年末・年度末をどう乗り越えていくのか、生活者も正月をどう迎えようかと心配しているのが本音だと思う。 以下、麻生内閣メールマガジンより 生活者を第一においた、新たな経済対策「生活対策」を本日決定します。毎日流れてくるニュースは、今後の経済を悲観するものばかりですが、実際の生活まで暗くなってしまっては、本当に経済が悪くなるばかりです。 痛みに直面する、様々な生活者の方々に、現実に効果を実感していただけるように、明るさにつながるように、大胆な政策を実施します。 家計のやりくりにご苦労されている家庭の皆さん、さらに、不安定な雇用にお悩みの皆さん、子育てにご苦労されているお父さんお母さん、住宅資金にお困りの方々、にきめ細かく対応します。 全体の雇用の7割を担う中小零細企業が、元気でなければなりません。国際金融の荒波から守るため、年末の資金繰り対策に万全を期します。 地方が明るくなければ、日本全体が明るくなりません。一般財源化する道路特定財源から、1兆円を地方にお渡しします。 あらゆる知恵を結集して、「百年に一度」の危機を乗り越えねばならない。今こそ、政治の力が問われている、と考えています。 僕は、これに加えて官民一体となった新しい需要の創出が必要だと思う。内需拡大による元気で力強い日本を考えなくてはと思う。具体的には、これから日本人のライフスタイルを大きく変える住宅、特に二地域居住の魅力もある。また特に環境にやさしいエコ住宅を世界に発信していける。省エネ家電等の住宅関連機器の仕組みや暮らしのmade in japanの普及がキーワード。made in japanは何も製造業だけじゃないはず。ファッションから健康や福祉といったサービス分野、農産物等の内需型産業の振興を目指して、それが海外戦略にも発展していけると思う。 高齢者コミュニティもいい。こういうものを積極的に推進して定住人口を増やしていく。空地情報の提供や規制緩和あるいはバリアフリー住宅に対しての減税措置なんか考えればやるべきことはたくさんある。今は大きな変革の時代、人生観や住宅問題、老後の生活設計を含めてみんな考え方を見直している。何れアジア諸国も20年後には日本と同じ道を歩むことになる。 観光もエネルギー資源も循環型社会も内需拡大につながる地域活性化、そしてこれからのライフスタイルこそが、日本型モデルmade in japanと言われるかもしれない。 そうそう焼き鳥屋も日本の食文化。先日は川崎町にあるやきとり純で食事した。ここは噂通り絶品だった。なるほど、予約しないと入れないわけか。
2008/10/30 18:36 |