謹賀新年(平成21年1月1日)
謹んで新春のお慶びを申し上げます 皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます 本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます 平成二十一年 元旦 妻育子と英彦山神宮参拝 「年頭に思うこと」 新しく年が明けましたが、これまで経験したことがない不透明でかつ厳しい時代を迎えているんじゃないかと思います。予兆(前兆)はあったにせよ、一瞬にして世界経済を混迷に陥れた2008年9月15日のリーマンショックは、歴史の転換期だと後世に言われるんじゃないかと思います。「100年に1度」とさえ言われるこの危機的状況を打破するのは、やはり人しかいません。 これまでと違った価値観・社会のあり方を見直し、将来に希望が持てる世の中への道筋をつけることが、今から求められてくるんだと思います。それは、明治以来の中央集権体制から分権体制・地域自立体制へと移行する新しい国のかたちであり、歴史や伝統・文化を継承し、地域を見直し、産業創出によって、地方を再生し、地域国家というまったく新しい概念を取り入れることじゃないかと思うんであります。これまでのような、中央からの分配を競うのではなく需要の創出を競うことこそが、今の状況を打破する一つの方法だと感じるからです。 九州は東京や北海道の将来ビジョンとは大きく違ってきます。ですから当然、雇用確保のための新産業創出も地域ごと異なってきます。私の故郷、田川地域のように石炭後の産業が育たなかった歴史を繰り返してはいけないと思っています。本当は、田川地域には非常にポテンシャルが高い分野があります。直接アジアと交流ができ医療・福祉・介護、健康(Health care)、或いは農林業を主体とする自然と共生する環境ビジネスも大いにチャンスがある分野であります。要は、中央からほどこされる限られたパイを奪い合ってもダメであり、そこに住んでいる地域住民やリーダシップを持った地域の政治家自身が自立していこうとする気概が本当に必要な時代になってきたんだと思うんです。 今の時代は、きっと戦国時代と明治維新が一緒になったような時代じゃないかと思います。混沌としている時代だからこそ、人材だと思います。地域は人という資源に対して投資するしかないんだと思います。変革の時代にあって、一人ひとりが何を為すべきか、独立自尊、人材を育成することで未来という希望を切り開いていけると確信しています。 自宅でお正月 元旦 英彦山神宮参拝
2009/01/01 21:50 |
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