神崎聡(こうざきさとし)夢からはじまる
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地域ブランド

「ブランド”たがわ”を創ります」が、当初からのキャッチコピー。これまで地域経済の起爆剤とみられがちだった公共工事が、国・自治体ともに厳しい財政難に陥っているなかで減少し、経済の長期低迷が地方ほど深刻になっているのが現実。地域ブランドの開発は、地域にとって低迷打開の足がかりの一つになると思ったからである。でも、ブランドは広く知られてこそ価値が発揮される。それだけにインターネット等の情報発信が特に重要になってくる。地域ブランドの利用は、例えば地域活性化のテコと位置付けられている観光と振興と結びつければ、一層高まりやすくなるが、それは観光資源を持つ地域間の連携も必要になってくる。さらに欠かせないのは、官民連携の自助努力のように思う。

「地域ブランド」は地域資源の「独自性」を魅力として、外部からの訪問者や購入者を増やし、外部資源を獲得するもの。「ブランド」の価値は提供する地域や生産者の側ではなく、受け手である消費者の側にあるんじゃないかと思う。名前をつけたり、シールを貼ったりすることで「ブランド」ができるのではなく、消費者に良い経験が蓄積されることで初めて「ブランド」が生まれる。もちろんつくり手の「自負」は重要であり、その「想い」がなければ地域ブランド自体が成立しない。そのつくり手の『想い』をいかにして受け手である消費者に伝えていくか・・・そこが一番大事。

「地域ブランド知覚指数」(略して「地域PQ」)は地域ブランド力の総合指標で、ブランドの存在感や、ブランドに対する意向の強さに関する5つの質問を総合得点化したもの。
・ブランドの存在感は「独自性」と「愛着度」から把握できる。
・ブランドに対する意向の強さは「購入/訪問/居住意向」から把握できる。
これらブランド力の前提となるブランドの浸透状況も、「認知度」「理解度」「居住・訪問経験」から把握でき、また主要ブランドのみ、地域との関係を深堀りした項目として、地域との「接点」、地域の「魅力点」「経験価値」を測定している。

2009/04/23 18:23

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