神崎聡(こうざきさとし)夢からはじまる
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「義」と「愛」〜時代を超えて語りかけるリーダー像

NHK大河ドラマは、中学校1年生(昭和51年)の「風と雲と虹と」からずっと見ている。今年の大河ドラマは「天地人」。実は、自称歴史好きと思っていたが、主人公である直江兼続は大河ドラマを見るまで知らなかった。先週(9月13日)のドラマで、徳川家康に対して「直江状」を叩きつけ、意気地を示した戦略武将だったんだと感心した。上杉謙信の一番弟子の存在となり、上杉謙信の経済政策と「義」による国を治めるという政策を引き継いだ。「義」の精神とは私利私欲じゃなくて、公のため、世間のために自分に何ができるのかを考え、行動することにある。権力を取るためなら何でもやる戦国時代にあって、人間らしく生きることができないのかと問いかけた謙信。「大将というものは、強くなければならない。しかし、強いだけでは真の大将とはいえない。大将には仁、義、礼、智、信の5つの心で自らを律しなければならない」と上杉謙信は述べている。これに加え、直江兼続は愛を持って民の生活を考えることを実行したんだと思う。今まさに政治家は、「義」を重んじ「愛」を持ってリードしていく。「人間の情」はリーダーにとって大切な素養だと思う。

「直江状」が引き金となった関ヶ原の戦い。徳川政権になり、上杉家は120万石から30万石に減らされ米沢の地へと移された。この時、兼続は「家臣は大名家にとって財産である」とし、リストラは行なわず、自分の石高6万石のうち5万石を藩に返上し、残りの1万石のうち5,000石を家臣に分け与えた。そして、様々な工夫と財政改革、そして積極的な経済政策の推進により、藩財政の苦しさを変革していった。

その後、上杉米沢藩の9代藩主に上杉鷹山という名君が現れる。実は、鷹山の改革はすべて直江兼続が行った財政改革を手本としていたんだと今度わかった。「義」と「愛」の精神を貫き通しながら、部下とそこで暮らす人たちのマネジメントと経済政策を実践した直江兼続。時代を超えてリーダーとしての資質を僕らに語りかけてくれている。


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