神崎聡(こうざきさとし)夢からはじまる
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子どもたちは待ってくれない 〜教員不足時代の授業力向上モデルを提案〜

教員不足時代の「授業革命」〜ICTの力で、すべての子どもたちに質の高い授業を〜

近年、学校現場では深刻な教員不足が続いています。新年度当初から必要な教員数を確保できない学校や、年度途中の育児・介護休業等に伴う代替教員の確保が難しいケースも少なくありません。
さらに、教員は授業だけでなく、保護者対応や事務作業、学校行事の運営など多くの業務を抱えており、現場の負担は年々大きくなっています。
私は、このような状況だからこそ、「授業の質」を守る取組が必要だと考えています。
特に心配しているのが、経験の浅い若手教員の育成です。本来であれば、若手教員は優れた授業を行う先輩教員の授業を見学し、その技術や指導方法を学びながら成長していきます。しかし、教員不足や多忙化により、研究授業や研修会への参加が難しくなり、学ぶ機会そのものが減少しています。

そこで私は、令和7年9月の福岡県議会決算特別委員会において、「授業の質を担保するICT活用」について質問を行いました。
質疑の中で明らかになったのは、コロナ禍においてオンライン授業や動画教材の活用が進み、多くの成果が生まれていたという事実です。授業動画を繰り返し視聴できる環境や、オンライン配信による授業研究会など、ICTを活用した新たな教育の可能性が広がっていました。
また、県教育委員会も、研究発表会のオンライン配信や授業動画コンテンツの活用について前向きな姿勢を示しました。

私はさらに、茨城県で実施されている先進的な取組に注目しました。
茨城県では、高い指導力を持つ教員がオンラインで複数校に同時授業配信を行い、配信先の学校では若手教員が児童生徒の指導や支援を担当しています。子どもたちは質の高い授業を受けることができ、若手教員は優れた授業を間近で学ぶことができます。
これは単なる遠隔授業ではありません。
私はこれを「授業力向上モデル」として福岡県でも導入すべきだと提案しました。
具体的には、
�� 指導力の高い学校をモデル校として指定する
�� 優秀な教員の授業をオンライン配信する
�� 授業動画を蓄積・共有する
�� 若手教員研修に活用する
�� 成果を県内全域へ展開する
という仕組みです。

これにより、地域や学校規模に関係なく、県内どこに住んでいても質の高い授業を受けられる環境づくりが可能になります。また、若手教員の育成、教員不足対策、不登校支援や家庭学習支援などへの応用も期待できます。
もちろん、子どもたち一人ひとりと向き合う担任の役割は今後も変わることはありません。しかし、優れた授業のノウハウを県全体の財産として共有し、ICTの力で広げていくことは十分可能だと考えています。
教員不足の解消に向けた取組は引き続き進めなければなりません。しかし、子どもたちは一年待ってくれません。毎年成長し、進級し、卒業していきます。
だからこそ私は、「教員不足が解消するまで待つ」のではなく、今あるICT技術を最大限活用しながら、授業の質を守り、向上させる改革を進めるべきだと考えています。
授業の質を守ることは、子どもたちの未来を守ることです。
私はこれからも、田川地域をはじめ福岡県のすべての子どもたちに、質の高い教育を届けるための政策提案に全力で取り組んでまいります。

「教員不足時代」の授業革命 ←PDFはこちらからです。

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