神崎聡(こうざきさとし)夢からはじまる
last update 2026/09/02 08:31
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「異論に耳を傾けること」も、自浄能力だと思う。

【自分自身の判断と責任を問い直す】

福岡県議会をめぐる一連の問題で、県民の皆さんから厳しい目が向けられています。
こうした状況の中、自民党県議団の江藤秀之県議が、会派の方針と異なる判断をしたことを理由に、会派の資格停止処分を受けたと報じられました。
私は、このことを誰かを批判する材料にしたいのではありません。
むしろ、今回の出来事を通じて、今こそ私たち議員一人ひとりが考えるべきことがあるのではないかと思っています。それは、

「異論があることは、悪いことなのでしょうか」

ということです。
もちろん、組織にはルールがあります。組織として一つの方向を決め、その方針に沿って行動することも必要です。私自身も、組織の中にいる以上、会派の方針に従うことが必要な場面があると考えています。
しかし、その一方で、議員一人ひとりには、それぞれの選挙区で県民の皆さんから託された責任があります。
だからこそ、会派の方針と自分自身の考えが異なったとき、何を基準に判断するのか。
私は、最終的には「県民にとって何が正しいのか」という原点に立ち返らなければならないと考えています。

「自分自身の判断に責任を取る」

8月17日、私は、自分自身の意思や考え、信念とは異なる会派の方針に従いました。
その判断をしたのは、誰かに強制されたからではありません。
最終的に判断したのは、自分自身です。
だからこそ、その判断も含めて、自分自身の意思決定に責任を取る必要があると考えました。
その責任を明確にするため、私は自民党県議団を退会しました。
これは、誰かと対立するためでも、組織を否定するためでもありません。

「自分自身が下した判断について、自分自身が責任を負う」

その姿勢を示すための決断でした。
だからこそ私は、組織についても、誰か一人に責任を押しつけるのではなく、まず自分たち自身の判断と責任を問い直すことが大切だと思っています。

【異論を排除することが「自浄能力」なのか】

組織にとって、本当の自浄能力とは何でしょうか。
異なる意見を排除し、組織として決めた方針に全員が従うことだけが、自浄能力なのでしょうか。
私は、そうではないと思います。
異論があるときこそ、その意見に耳を傾ける。
自分たちの判断が本当に正しかったのかを検証する。
必要であれば、間違いを認め、方針を改める。
そうした姿勢こそが、本当の意味での自浄能力ではないでしょうか。

異論は、組織を壊すものとは限りません。
むしろ、組織が自らを見つめ直し、より良い判断をするための大切な機会にもなります。
もちろん、異なる意見を述べる側にも責任があります。
単に反対するのではなく、なぜ反対するのか、県民にとって何がより良いのかを、責任を持って示していかなければなりません。
議論があること自体を恐れるのではなく、議論を通じてより良い結論を導き出す。
私は、それが政治に求められている姿勢だと思います。

【県民の声を最優先に】

私たち県議会議員は、それぞれの選挙区から県民の信託を受けています。
だからこそ、党や会派の論理だけではなく、まず県民・有権者の声に耳を傾けなければなりません。
大きな声だけではありません。
声を上げることができない人。
政治に対して諦めを感じている人。
「こんなことを言っても仕方がない」と思っている人。
そうした一人ひとりの小さな声にも耳を傾ける。

私は、県議会議員とは、そうした「小さな声の代弁者」であるべきだと思っています。

政治への信頼は、制度や組織の形だけで生まれるものではありません。
一人ひとりの議員が、自分自身の判断と責任に向き合い、県民の声を受け止め、その声を政治に届けようとする姿勢の積み重ねによって生まれるものだと思います。
その原点を忘れたとき、政治への信頼は一気に失われてしまいます。

県民の信頼を取り戻すために、今回の一連の問題を、誰か一人の責任として終わらせてはいけないと思います。
私自身も含め、議員一人ひとりが、自分自身の判断を振り返り、何が正しかったのか、何が足りなかったのかを問い直すことが必要です。
そして、党派や会派の違いを超えて、異なる意見にも耳を傾ける。
耳の痛い意見であっても、まず受け止める。
県民の皆さんから厳しい声をいただいたときには、その声から逃げるのではなく、政治のあり方を見直す機会とする。
それが、県民の信頼を取り戻すために必要なことではないでしょうか。

私自身、今回の決断を通じて、改めて「議員として、そして一人の人間として、自分自身の判断に責任を持つ」ということの重さを感じています。
これからも、誰かに責任を押しつけるのではなく、まず自分自身を問い直す姿勢を大切にしていきたいと思います。
そして、党派・会派を超えて、異なる意見に耳を傾け、議論を尽くす。
県民の皆さんの声を真摯に受け止める。
そんな福岡県議会へと変えていかなければならないと思っています。

「異論に耳を傾けること」も、自浄能力です。

そして、「自分自身の判断に責任を取ること」も、政治家としての責任です。

その二つを忘れず、県民の信頼を取り戻すために、これからも一歩ずつ取り組んでまいります。

etokengi-shobun

2026.9.2


その他令和8年活動報告はこちらから>>

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