日本の底力はどうすれば発揮できるのか?
成功体験はある時点を境に見事に失敗体験にかわる。エリートと言われた人たちは、いつしか腐敗の象徴に失墜し、それまでの成功者は落ちぶれた失敗者に変わる。 至上最大の帝国と言われたローマ帝国は侵略されて滅んだんではなく、政府がパンとサーカスを与えすぎたため滅んだ。(ローマ帝国が滅んだ理由) あの大英帝国も今世紀初頭のエドワード朝時代が英国病と称され、改革論は盛んであったが、政治は流動化しリーダーシップが低下した。快楽の追求に走るようになり、海外旅行、グルメ、健康ブーム、新興宗教、温泉に走り、文化的アイデンティティを喪失し、海外勤務を嫌い、イベントだらけになっていた。軽薄な趣味がもてはやされ、風俗が乱れ麻薬が蔓延したという。いつの世も安定した繁栄後に衰退が訪れる。 日本だって幾度となく興隆と衰退の歴史を繰り返してきている。江戸時代では元禄時代から享保時代。近年では明治維新、日清・日露戦争から敗戦時。でも必ず克服してきたのが日本だということ。それこそ日本は、底力っていうか潜在能力を持っているんだと思う。9月15日誰も予想だもしなかったリーマンショック、間違いなく歴史の転換期だったと後世言われるんじゃないかと思う。そして9月30日のアメリカ金融安定法案否決、これも大きかった。これが日本の政策を一変させるきっかけになったことは間違いないと思われる。 この先何が起こるかわからないけど、日本の底力はどうやって顕在化できるのか?歴史や伝統・文化を継承し、地域を見直し、産業創出によって底力を発揮できるのか?中央集権から地方分権へと地域国家という考え方を持つべきなのか?まだよくわからない。 |
その他平成20年活動報告はこちらから>>
2008/12/04 17:22
Copyright © Since 2005 Kouzakisatoshi.com. All Rights Reserved.
|